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【キャンパス点描】スミレが見ごろです

桜はとうに散りました。視線を足もとに転ずると、色とりどりの草花にハッといたします。キャンパスの一角に教職員が「登校坂」と呼んでいる坂道があります。明治初期の地図には「ノゾキ坂」と記されている、いわくありげな坂道ですが、土手にちらほらとスミレが咲いて、今が見ごろです。自生しているスミレの姿に感動し、松尾芭蕉が詠んだ「山路来てなにやらゆかしすみれ草」(『野ざらし紀行』)を思い浮かべながら登るのですが、生徒たちの目に果たしてスミレの花が映っているかどうか。実に自然のサイクルは正確ですな。