教育の特色

海外研修・国際交流

ハワイ中期留学制度

SHIP:Senior High School Intercultural Program

東海大学付属高校の3年生を対象に1月~2月までの約50日間、ハワイ東海インターナショナルカレッジへ留学する制度があります。卒業を間近に控え、大学進学が内定した3年生の希望者に対し、少し早めに大学レベルの語学研修を受けることで、英語力と国際感覚を養い、帰国後に始まる大学での学習に備えます。

研修の目的

  • 英語力の強化をはかり、自分の考えを英語で表現する力と、実践的な英会話の力を養う。

  • 大学での授業を充実させるための学習習慣を身につけ、将来に役立てる。

  • 異文化を肌で感じて世界の人々と相互理解を深めることにより、国際的な視野を養い、国外から見た日本の立場を考える。

研修内容

ハワイ東海インターナショナルカレッジの施設内に宿泊し、英語の読み・書き・文法などの基礎的な学習から実際の英会話の授業を行います。その他に、ハワイやアメリカの文化や歴史について学習する授業、スピーチの基本を学ぶ授業などで構成されます。いずれも少人数編成のクラスで学習を進め、もちろん授業中はすべての会話が英語です。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、約50日間の研修が終了したときは、英語を使うことに自信をつけて、国際的な自覚も生まれることと思います。

2012年度参加者の報告レポート

“SHIP2012”プログラムの参加報告

2012年度のSHIP2012プログラムに参加した生徒による参加報告を以下の通り掲載しました。

“SHIP2012”プログラムに参加して

3年 林省吾

2012年度のSHIPは、2013年1月5日に出発して2月25日に帰国するまでの約50日間、東海大学関連教育機関であるハワイ東海インターナショナルカレッジで語学を中心にした研修を行いました。

このSHIPプログラムは、私にとってこの上なく大切な経験となりました。それは、私がハワイに滞在した53日間で、学業面はもちろん人間的にも成長したことを、日本に帰ってきた今、実感しているからです。

授業のスタイルは、日本と大きく違い、自分で考え意見を出すことが求められます。しかし、自分の英語力が問われる問題は、必ずグループでやります。友達と一緒に考え、問題を解くことで、より早く楽しく問題が解けると先生が考えているからです。

どの先生もユーモアに溢れているので、楽しみながら学べます。そして何よりも、努力する生徒のために先生方はご自身の苦労を惜しまないので、授業には飽きることはありません。

当初は、楽しみよりも不安が多かったSHIPでしたが、思い返せばその不安は一瞬のこと。充実していただけに、あっという間に過ぎました。私を含めて、SHIPを通じて自分の価値観が大きく変わった生徒は多くいます。この経験は、他では得られないものです。ぜひ、多くの生徒にSHIPを経験してもらいたいと私は思います。

ヨーロッパ研修旅行

東海大学付属高校生を対象に企画される学園主催の「ヨーロッパ研修旅行」に参加することができます。冬休みのクリスマスの頃、ドイツ、デンマーク、フランス等、ヨーロッパ各国を巡り、その土地ごとのクリスマスを体験することで、その文化の違いに新たな感動と発見があるかもしれません。研修旅行には、東海大学付属高校の教員が引率して研修内容から生活面にかけて配慮します。毎年9月に参加募集があります。

● デンマーク

・コペンハーゲン
 東海大学ヨーロッパ学術センター、クロンボー城、人魚姫の像、アマリエンボー宮殿、ニューハウン

● ドイツ

・ホーエンシュバンガウ
 ノイシュバンシュタイン城
・ミュンヘン
 クリスマスマーケット、ニュフェンブルグ宮殿

● オーストリア

・ザルツブルグ
 モーツァルトの生家、大聖堂、「聖しこの夜」のオーベルンドルフで合唱

● フランス

・パリ
 シャンゼリゼ通りのイルミネーション、ルーブル美術館

タイ王立スワンクラーブヴィッタヤーナランシット校との短期交換留学プロジェクト

2011年から、タイ王立スワンクラーブヴィッタヤーナランシット校と東海大諏訪高校の間で、生徒が短期間訪問して授業に参加する「短期交換留学プロジェクト」を実施しています。この企画は本校独自のものですが、異文化を体験して国際的な視野を養うことと、語学学習へのモチベーションを涵養する目的で、互いに訪問を続けています。

2016年8月3日、6年間続いた相互交流がそれぞれ3回ずつの訪問になったことを機に、生徒の交流を目的とした相互連携の協定書を交換し、正式に交流を続けることになりました。

【2018年度】本校受け入れ記事はこちら

タイのスワンクラーブ・ランシット校から交換留学で来校しています

タイのスワンクラーブ・ランシット校から13名の生徒と引率1名の計14名が交換留学で来校しています。

10月9日(月)5・6時間目には歓迎の交流会を行いました。本校はチアリーディング部、ダンス部、少林寺拳法部が演技し、ランシット校からは民族衣装を身にまとい、タイダンスの披露がありました。その後、13のグループに分かれ自己紹介などディスカッションが行われ交流を深めました。留学生は10月15日までの間、本校生徒の自宅などにホームステイをしながら授業及び学校行事に参加します。タイの生徒は皆、積極的で明るい生徒ばかりです。楽しんでいってください。

【2018年度】タイ訪問記事はこちら

タイ王立スワンクラーブランシット校への5回目の短期交流留学を行いました

2018年7月22日~7月29日の日程でタイ王立スワンクラーブヴィッタヤーナランシット校に本校1年生3名と2年生1名、3年生2名、引率1名の計7人が訪問して交流しました。この短期交換留学プログラムは、2011年から始まり、相互に訪問してホームステイをしながら授業に参加し、今回で互いに5回の訪問になります。短期留学プログラムは以下の日程で行い、全日程の宿泊はスワンクラーブランシット校生徒の受け入れ家庭にホームステイを行いました。

本校が訪問したタイ王立スワンクラーブヴィッタヤーナランシット校は、首都バンコクから車で40分程度のところにあって、生徒約3400人が学ぶ中高一貫教育校です。卒業生の98%が大学進学という、学校があるパトゥムターニー県ではトップの進学校であり、系列校10校の中にはタイ首相4名を輩出した高校もあるという名門校です。

昨年諏訪高校へ交換留学に来たタイの生徒や、今回で2回目の訪問となる諏訪高校の生徒もいたせいか、初日から積極的にコミュニケーションをとり、授業でも温かく歓迎して頂きました。授業の中で日本文化を紹介する機会もあり、とても盛り上がっていました。お別れの場面では互いに涙を流して別れを惜しむ場面もあり、深い交流ができたことが伺えました。言葉が通じない環境でもコミュニケーションをとり、関係を築くという貴重な経験ができ、一回り成長して帰ってくることができました。

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タイ・ランシット校との交流会を行いました

10月10日(火)多目的ホールにおいて短期交流で来日しているタイ・ランシット校と交流会を行いました。

田中昇校長の歓迎の言葉、引率の鶴石先生(本校卒業)のあいさつに引き続いて両校の学校紹介が行われました。タイダンス・ヒップホップダンス、ブレークダンス、チアリーディングの演技、ムエタイの儀式の踊りなど両校の発表があり、その後各グループに分かれグループ討議を行い親睦を深めました。

ランシット校の10名は10月18日にタイに向け出発します。それまでの間は本校生徒の家庭でホームステイしています。

サイエンス国際交流

科学研究について、海外の高校生とともに発表し合い、合同で実験を行うサイエンス国際交流を行っています。今や、国内の学会発表でも英語で行われる時代にあって、互いに母国語としない英語を使って研究発表を行うことは貴重な経験になります。理数科課題研究と科学部研究で取り組んだ科学研究をまとめて、口頭発表・ポスター発表ともに英語で行い、質疑応答も英語で実施しました。また、海外の高校生と合同チームを作り、協働して科学実験に取り組むことも体験しました。

【2018年度】サイエンス国際交流の記事はこちら

サイエンス国際交流を実施しました

2019年3月20日から22日の3日間、タイ王立スアンクラ―ブランシット校(SKR)と本校で、科学研究に関する国際交流会を実施しました。今や、日本国内の学会でも英語で発表が行われるように、研究内容を海外の研究者に簡潔に伝えることは自然科学の分野では重要です。そのため、本校理数科で積極的に取り組んでいる課題研究をもとに、SKR校と英語で自然科学の研究発表を行い、併せて、互いに共同してあるテーマのもとで実験を進める実習を行って交流を深めることを目的として計画しました。

来校したSKR校2年生10人は、先進的な理数科を学ぶサイエンスコースに在籍しており、1年時からタイ王立タマサート大学で週5日間科学研究を続けているため、大学で実施するような高度な研究内容でした。しかも、英語での研究発表も数回経験したとのこと、流暢な英語で発表する姿には驚きました。

本校理数科2年の課題研究と科学部も英語のスライドとポスターで研究内容を伝え、SKR生の質問にも英語で答えるなど頑張りました。

続く共同科学実験では、SKR生徒と東海生徒の混合班を作り、滞空時間の長さを競う“Paper Plane” と起電力の高さを競う“Battery”の2つの実験に取り組みました。スマホで資料を調べながら共同して実験することができました。

翌22日は、信州大学理学部を訪問し、生物コース東城幸治教授による講義を受け、生物実習に取り組みました。ここでも、英語による講義と実習で、大学での研究の雰囲気を実感することができました。この交流を通して、参加した生徒たちは英語を学ぶことに対して強く刺激を受け、科学研究を通じて世界への視野を広げることができました。

ハワイ英語研修

グローバル社会において要求される英語の運用能力の基礎を養うとともに、海外の文化や生活に関する学習体験を通して自律的主体的に生きる態度を養うことを目的に、ハワイ語学研修を行います。東海大学のグローバルスケールを活用し、ハワイ東海インターナショナルカレッジでの生活を中心に、ハワイ各地での活動プログラムを通して実用英語会話に取り組みます。

1.研修施設

ハワイ東海インターナショナルカレッジ(米国ハワイ州オアフ島)

2. 対象

全校生徒

インターアクトクラブの国際交流研修

インターアクトクラブは、国際交流を活動の中心として、地元のロータリークラブと連携して国際交流研修を続けています。ロータリークラブの援助を受けて交互に訪問し合うことで、国際的な視野を広げるとともに、日本の様子を外から客観的に見て私たちの現在と将来に活かそうと考えています。

【2012年度】台湾訪問記事はこちら

インターアクトクラブが台湾への海外研修を行いました

7月27日(金)~7月30日(月)の間、本校インターアクトクラブ2名と引率顧問1名が台湾インターアクトとの交流会をしました。

昨年7月に先輩たちが台湾を訪問。そして、今年の2月には台湾のインターアクトが初めて長野を来訪し、交流会やホームステイを行い交流を深めてきました。これまでは、長野県のロータリークラブが主催した台湾インターアクトクラブとの交流会でしたが、この夏、台湾インターアクトクラブの来訪地が東北地方に変更。「夏にまた会おうね」との約束が果たせなくなるところを、茅野ロータリークラブのご支援で台湾研修が実行できました。

東海大三高校の生徒2名に対して、台湾の生徒5名が数日に渡ってそれぞれの日程の中で案内や説明をしていただき、ツアーでは行くことができない地元のことを紹介していただきました。大変有意義な研修ができました。

【2011年度】本校受け入れ記事はこちら

インターアクトクラブが台湾研修旅行へ参加しました

2011年7月27日から8月1日まで、本校インターアクトクラブの3年生3名が、国際ロータリー第2600地区の主催による海外研修(台湾研修旅行)に参加しました。本校からは、一昨年は3名、昨年は1名の参加でした。この研修は、長野県内のインターアクトクラブの部員から選抜されて、毎年夏に4泊5日(今回からセントレア空港近くのホテルに前泊し5泊6日)の日程で実施しています。費用の3分の2はロータリーが負担し、とても安全で有意義な活動ができる研修です。

台湾研修で行ったプログラムを紹介します

現地インターアクトクラブとの交流

1)
現地のインターアクトクラブの高校生と交流会(今年は國立臺北商業技術學院=日本の高等専門学校にあたる)を行いました。彼らの家に2泊ホームステイして、交流が深まりました。

玉蘭荘での交流

2)
「玉蘭荘」という日本語教育を受けた台湾在住の方々が集うデイケアセンターを訪問し、交流会を行いました。年配の方々とお話をし、みんなで歌を歌ったりしました。

総統府にて

3)
現地在住の日本語教育を受け、日本兵として戦争体験を持つ方に総統府を案内していただきました。故宮博物院では班別に分かれガイドさんから説明を聞き、龍山寺・中正記念堂・忠烈祠といった台湾の歴史を学ぶ施設見学もできました。

4)
短い時間でしたが台湾の高校生と市内散策や土林夜市見学などを班別に楽しむこともできました。台湾ならではの食べ物(からすみ、小龍包、北京ダック、ふかひれスープ、マンゴーかき氷、タピオカミルクティーなどなど)も体験できました。