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1学年理数科対象の野外実習を行いました

2018年7月23日(月)に1学年理数科を対象とした野外実習を行いました。

学校からバスで白駒の池~白樺湖~八島湿原を巡って「白駒の池、白樺湖の水質検査とプランクトン採集、植物観察」をテーマに野外実習を行いました。

 白駒の池に至るまでの遊歩道でみられる亜高山帯の極相林では、倒木などにより林冠にできる「ギャップ」や陰樹林の中に陽樹がモザイク状に存在する様子などの観察を行いました。

白駒の池と白樺湖の実習では、ボートで湖の中央に出て、溶存酸素、電気伝導度、水温、pH、透明度を測定し、プランクトンの採集を行いました。湖畔ではパックテストによりCOD・硝酸イオン・アンモニウムイオン・リン酸イオンなど溶けている物質をテストしました。湖の見かけとCODに代表される溶解している物質との値に違いがあり、湖のきれいさをどの観点で判断すべきか考えさせられました。

【白駒の池】

【白樺湖】

午後には、八島湿原周辺に咲く植物について、名前の由来や特徴などを一つひとつ確認する実習を行いました。約40分の実習で40種類以上の植物を確認しました。植物の名前や特徴、名の由来などを知ることで、より身近に感じることができました。

酷暑といわれるほど暑い日が続いていましたが、標高2000m以上の涼風を楽しむこともでき、地元の自然環境を学び親しむ有意義な実習になりました。