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【1学年】生きるための思想や教養にふれる 「高校現代文明論」➃(10/12)

12日、1年生の「高校現代文明論」の授業では証券・金融業界や大学・専門学校、国や自治体、地元企業等から講師を迎え、投資・保険など金融リテラシーの育成、企業活動の社会的意義や人間関係の構築などの講義を受講しました。本校では定期的に学問の世界や社会システム、国家行政の一端に触れ、キャリアについての意識形成を図っています。
各クラスの講義概要と感想文は次のとおり(講師敬称略)。
 
【A組】防衛省自衛隊長野地方協力本部 広報官・山本慎太郎、陸士長・矢澤桃子「防衛省の業務、国際情勢と防衛政策」

《生徒の感想より》
◆今回のお話を聞いて、自衛隊に対するイメージが大きく変わりました。それまでのイメージは、国を守る組織だからこそ、厳しく、かなり厳選された人が入るものだと思っていましたが、いろいろな仕事があり、体力や運動神経がすべてではないことを知りました。広い世界を見られる、人を助けることができるなど自衛隊はすごく素敵な仕事だと感じました。そして、自衛隊について、前より深く知ることができました。特に印象に残っているのは、自衛隊は絶対に必要な「最後の砦」だということです。国の防衛、災害派遣や国際平和協力活動等、あくまでも防衛のための組織であり、とてもかっこよくて、守ることを強く感じられる職業だなと思いました。身近にはあまり感じられないけれど、いざという時や、困っているときに助けてくださる自衛隊に、今回のお話でさらに興味を持つことができてよかったです。
◆自衛隊という職業はすごく堅苦しくて怖いというイメージでしたが、お二人のお話を聞いて、あまり怖いものではなく、日本の情勢と直結している素晴らしい職業なんだなと思いました。中でも特に印象に残ったのは、様々な資格が取れ、デスクワークや国際派遣もあって、自衛隊はただ国を守っているだけの職業だけではないということがわかりました。その取れる資格の中に自分が目指している診療放射線技師があり、自衛隊という一つの職業に就くことで、国家試験に向けた勉強を無料でできて、とても興味深い職業だと思いました。自衛隊には男性ばかりで女性は入隊できない?というか、居心地が悪い所なのかと思っていましたが、女性隊員の方もとても楽しく働き、日本に貢献されていて、自分でも調べてみようかなと思いました。
◆今まで持っていた自衛隊はきつくて大変なイメージがあったけど、思っていたよりもいろいろな仕事があって楽しそうだと思いました。自衛隊の仕事について全く知りませんでしたが、調理師や看護師などの仕事があることを知りました。そして、休みがしっかりもらえたり、場合によっては資格を無料で取得できることに驚きました。国のために働くというのは大変で難しいことだと思っていましたが、思っていたよりも福利厚生がしっかりしていると思いました。自衛隊で働くかどうかはわかりませんが、行動の制限が少なくて楽しそうだと思い、興味がわきました。能登半島の災害など、いざという時に活動するだけでなく、日頃から日本を守り続けている日本の自衛隊は本当にすごいと思いました。自衛隊が日頃から守ってくれていることを忘れずに生活したいと思いました。
◆これまではスパルタや苦しい訓練ばかりあるのかと思っていました。ですが、自衛隊の中にたくさんの職種があるようです。3つの自衛隊の中で約70種類の職種があり、少し興味が出てきました。その中でも海上自衛隊が好きだったので、とても面白かったです。陸上自衛隊や航空自衛隊の話を聞いて、きつそうだけど興味が持てる職種ばかりだなと感じた。自分はマッサージや人を癒す職種に就きたいと思っているので、自衛隊の職種を視野に入れて進路を考えたい。いろいろな資格や免許が無料で取得できると聞いて、行ってみたいなと、少し、思いました。広い視野、いろいろな角度で将来の職業を決めていきたいです。
 
【B組】国際文化理容美容専門学校国分寺校 教務部美容科科長・米山美佐子「理美容の世界と求められる資質」

《生徒の感想より》
◆私の将来の夢はヘアメイクアップアーティストなので、すごく良いお話が聞けました。理容美容は人の頭や顔などに触れる仕事だから、自分自身を評価してもらえ、自分を高められると思います。国家試験以外にも検定も取れるのでよいと思います。美容室で働きながらでもヘアメイクの仕事ができるということも初めて知りました。美容の知識だけでなく、SNSや英会話も大切になってくるんだなと思いました。鍛えるべき5つのスキルについては、普段の生活の中で意識しながら、今からでも少しずつ鍛えたいと思いました。友人のヘアセットをした時に、やっている間すごく楽しいし、完成した時に「すごい!」などと言われると、すごく嬉しくなるので、この話を聞く前よりも、もっとヘアメイクアップアーティストになりたいという気持ちになりました。今日は、すごく参考になるお話で良かったです。
◆今回のお話で将来に対する視野がすごく広がりました。まず、「理容」や「美容」に対する印象が大きく変わりました。ヘアスタイル、着付け、ネイル、メイクなど、思った以上の分野の多さに驚きました。人を喜ばせる、輝かせる仕事だということが伝わってきました。次に自分がこういう学校に行くとしたらという疑問を解決してくれました。免許の取得や、主に学ぶこと、大まかな流れがとてもよくわかりました。その後のことも詳しく聞かせていただいて、内容がよく理解できました。ひととコミュニケーションをとりながらチームで働き、学びながら成長していけるというところに魅力を感じました。専門学校・理美容に関わっている方からお話を聞くことができて、進路について前向きに考えることができました。今まで全く関わったことのない分野でしたが、充実していそうだな、やりがいがありそうだなと強く感じました。厳しくも責任のある仕事だと思いました。
◆今まで、美容師と理容師の違いがわからなかったので、「イベントを彩る美容師」「日常を整える理容師」という説明を聞いてすっきりしました。動画でヘアセットを見ると簡単そうに見えますが、実際にやってみると難しいので、試験なども大変なんだろうなと思いました。美容は技術も大事ですが、人間性も大事ということを聞いて、自分がいつもネガティブになりがちなので、ネガティブワードを言わないようにして、ポジティブに生きていこうと思いました。私がいつも言っているヘアーサロンの人は、とても明るくて話しやすいので、美容師はこんな明るくて好かれる人が多いんだなと思いました。今まであまり美容には興味がなかったので、少し興味を持とうと思いました。
◆大学と専門学校の違いとして、大学は様々な科目を学び、専門学校は普通の大学ではやらない実技や専門知識を身につけるという大きな違いがあるということを再認識できた。美容学校はきちんとメイクしないと注意されることに驚いた。ネイルやブライダル系は検定となるようです。海外に行って技術を得ることがあるということに、規模が大きくてすごいなと思った。美容の職に就いている方々は、客と一対一でコミュニケーションを取りながら客のオーダー通りに事を進めていることを考えると、あらためて「本当にすごい人達なんだなあ」と思った。覚えなければならない技術や知識がとても多いけれど、やりがいがあって技術だけじゃなく、いろいろな人の見解が聞けてとても楽しそうだなと思った。消極的でなく、積極的に、明るく元気でいることが大切なのだと思った。
 
【C組】中部鉄建株式会社 代表取締役・伊藤健一「起業・社会貢献・人生」

《生徒の感想より》
◆自分は鉄道について詳しく調べたことがなく、路線を点検、建設している業者についてもまったく知りませんでした。建設業といっても線路の整備や建設しか思いつきませんでした。しかし、実際には冬場の除雪、災害時のインフラ整備など、自分の知らないところで活躍していることを知りました。また、建設業界で高齢化が進み、年々死傷者数が増加して大変だと聞きました。給料も厳しく、それも少子高齢化が理由の一つだと思いました。自分も就職するなら、大企業や肉体労働の少ない企業を選んでしまうと思います。そして、今回の講義で社長さんが「建設にだけ特化した会社はうちだけ」と話しており、起業したり、出世するには、広い視野を持ち、そこで気づいたことを行動に移す行動力が大切なものの一つだと理解しました。
◆私は建設関係の仕事をよく知らなかったのですが、今日の講義でたくさんのことを知りました。最近は豪雨で災害が起こりやすくなっていて、鉄道の事故が起こらないように、規定量の雨が降ったら運休などをしています。また、レールに不具合があれば、すぐに工事をしてくれるそうです。感謝をしなければいけないなと感じました。電車に乗っていると「ガタン、ゴトン」という音がします。それはレールが25mで作られているからだそうです。地震・津波の災害時に被災地に行き、水道管の工事をしてくれています。建設業の仕事は年々働き手が少なくなっています。それは職人の多くが高齢の方が多いからだそうです。建設業界はで高齢化が進んでいるので、怪我をする人や死亡する人の割合が多くなっているそうです。最初は、建設業は物を作る仕事だと思っていましたが、私たちの生活を支えてくれる大事な仕事だということがわかりました。
◆中部鉄建株式会社は主にJR飯田線の線路保守を行っており、線路の構成部材である枕木やレールの交換などを行っているそうです。飯田線は多くの人が利用しているので、大雨で損傷した時、電車を通しながらの補修工事のため、1年もかかったそうです。建設業の課題は人手不足で、34%が55歳以上で、特に高齢化が深刻な問題です。また、長時間労働であり、他の業種より圧倒的に労働時間が長い傾向にあるそうです。建設業のお金事情としては、大学卒平均が約22万6千円、高卒平均が約18万9千円で、中部鉄建株式会社は約28万円だそうです。
 
【D組】有限会社トミ美容室 専務取締役・土谷克也「理美容業界というもの」

《生徒の感想より》
◆「美容師とは?」と聞いて、お客様に綺麗を提供し、「ありがとう」と感謝されたり、「髪を切って気分が明るくなった!元気になった!」などと言われたり、お客様と直接関われる、とても素敵な仕事だと思いました。高卒でも入社してゼロから学べるシステムがとてもいいと思いました。高校時代にしておくとよいことを聞いて、実体験をもとにお話しされていて、とてもわかりやすかったし、「なるほどなぁ」と納得でき、とてもためになりました。単に美容系と言っても、ネイルやエステ、着付けなど、様々な種類があり、それぞれに働き甲斐や大変なことがあることを知りました。美容関係には少し興味があったので、美容専門学校に進学し、資格を取得したり、就職して働きながら通信に通い、免許を取得するなど、いろいろな方法があることを知りました。トミ美容室さんの、「ととのえる」というコンセプトがとても素敵だと思いました。
◆普段、美容室を使っているので少し興味を持っていましたが、一番驚いたのが、美容室はコンビニの約4倍あることです。美容の魅力は、ネイルやエステは自分でできてしまうけれど、美容師はお客ができないことをすることがでるということです。また、内面が大きく変わることです。きれいにしてもらって気分が晴れたと、自分も相手も嬉しくなれる。特に人生の節目などの出会いがあること、常にオリジナルを考え、探究していて、セットした髪は作品として残るから、やりがいを感じるとのことです。力を合わせて効率をよくする、意見を交換する、ホスピタリティーを大切にする、素直で正直でいること・・・日ごろから感謝を伝えるようにしていき、チャレンジ精神をもって生活していきたいと思います。体験を通して新たな発見もできるし、一般常識を身につけ、本音で話し合い、自分で決められるようにしたいです。
◆美容師の仕事は楽しそうだなと思いました。カット、カラー、パーマ以外にも、メイク、アイラッシュ、着付け、ブライダル、エステ等のたくさんの種類の仕事があります。やりがいがありそうです。私の髪を切ってくれ、発表会の時にセットしてくれる美容師の方がいるのですが、その方と話すと、めっちゃ元気になります。どんなに朝早くても必ずセットをしてくれるので、本当にお客さんのことを一番に考えてくれる美容師の方です。進路の相談にものってくれました。美容師の仕事はお客さんを笑顔にできる仕事なので、やりがいをすごく感じました。私はネイルをするのが好きなので、「ネイリストいいなー」と思いました。美容師の仕事だけではなく、人間として大切なことは本音で話し合うことらしいので、自分の本当の気持ちを伝えることが大切だと思いました。美容師の仕事は本当に楽しそうでやりがいを感じられる仕事だと、お話を聞いて思いました。
◆本日は東海大学付属諏訪高等学校にご来校いただき、ありがとうございます。私は美容師にそこまで興味がありませんでしたが、今日の土谷さんの話を聞いて、美容についての魅力を知りました。美容にはいろいろものがあることを初めて知りました。美容師の中でどんな人が成長できるかを聞いて、驚かされることがたくさんありました。一つ目は、「外見だけでなく、内面からも綺麗に」です。「病院ではなく美容院に行け」とよく聞くんですけど、私も美容院で髪をカットしてもらった時に、昔の嫌な自分ではなく、生まれ変わった自分を見て、外見だけなく、心も少し明るくなったことがあります。二つ目は「本音を言える人」。「自分の中の言葉を言える人が、成長できる人だ」と聞いて、美容師以外でも素直に言える人は周りから信頼される人だと思いました。今日の話が、社会人として役に立つと思います。本日はありがとうございました。
 
【E組】長野県労働金庫茅野支店 支店長・櫛原秀之、係長・林怜「高校生のためのお金の授業」

《生徒の感想より》
◆お札を数え方がずっと気になっていましたが、早く数えて間違いを防ぐ持ち方を教えてもらい、嬉しかったです。また、私立と公立では学費の差が思ったほど大きく、私立の小学校が900万くらいと書いてあり、とても高くてびっくりしました。詐欺についても、私はオレオレ詐欺くらいしか知りませんでしたが、それ以外に10種類以上の詐欺があるそうです。お金はいろいろな使い方がありますが、良い使い方ができるようにしたいと思いました。
◆金融や借金、ローン、詐欺などの話を聞いて、少し難しい内容もありましたが、お金のことについてよく知ることができました。借金やローンなどは、自分には全然関係ないと思っていましたが、あと2年後にはそういうことができるようになります。お金に関しては知らないことだらけだし、今回の話で初めて知ったこともたくさんあったので、もっと知っていきたいなと思いました。2年後には成人だし、いろいろと一人で考えていかなければいけないことが増えていくので、しっかりお金についての知識を頭に入れておきたいと思いました。今日はお忙しい中、ありがとうございました。
◆まず、お金の数え方を教えてもらうことができたけど、なかなか難しくてうまく数えることができなかった。これまでかかったお金の額を見ると、とてもかかっていてびっくりした。生きていくためにはお金が必要で、借金やローンについて詳しくお話を聞くことができました。借金をしすぎて多数の金融業者にお金を借りたら多重債務になってしまうから、そのようなことになる前に早めに相談したい。
◆お金についての話をしてもらえて、あらためてお金の怖さ、危険が潜んでいることを気づかされました。私はまだ高校生なので、お金を稼ぐことの大変さはわかりませんが、親が一生懸命働いているところを見て、よっぽど大変なんだろうなと日々感じていました。大人になったら大変さを知ると思うので、たくさん感謝をしたいです。また、身近に詐欺の怖さが潜んでいるので、知識を蓄えようと思いました。昔よりも巧妙な手口になり、気づきにくく、少しでも油断するとひっかかってしまうと思います。だからこそ今日の話を思い出して、気を付けたいです。他にも銀行とろうきんの違い、学生のうちにどれだけお金がかかるかなどが参考になりました。札勘も経験できてとても楽しかったです。金利やローンを意識しながら買い物したいです。
 
【F組】株式会社三井住友銀行諏訪支店 支店長・稲葉亮、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社金沢お客様サービスプラザ プラザ長・井上正吾、坂井太貴
「お金を借りるための信用について考える」

《生徒の感想より》
◆お金を借りるのは難しいことだなと思いながらゲームをしましたが、楽しくできたし、正しい人にお金を貸すことができていたのは自分でも意外でした。誠実に生きていれば、困った時はしっかり助けてもらえるんだなということを実感した。お金を貸すシステムもすごいなと思った。調べてみればすぐに情報が出てきてしまうので、怖いと思ったし、自分がお金を借りる時に調べられ、貸してもいいですよと言われる人になれるように心がけていきたいと思った。こういう系の話は難して複雑そうだと毎回思うが、しっかり理解して今後の生活に活かしていきたいと思った。
◆お金を貸す、借りることにも様々な条件や基準があり、すぐに「はい」というわけでもないことを、あらためて認識した。何であれ、信用は大切で、返済能力なども見られるということで、しっかりと生きて、できるだけそういった場所ではつまずかないようにしたいと思った。SMBCグループ様の「お得な情報」も知ることができたが、タダより高いものはないという言葉もあるので、しっかりと精査したうえで対応していきたい。お金と私たちは、どうやっても切っても切れない関係なので、あまり苦手意識を持たず、しっかりと知識を蓄えながら接していきたい。最近は、闇金などのあまりよくない話も聞くが、どうしても頼らなければならない時には、信用できる相手(企業など)から借りるようにしたい。また、簡単に手に入る金などない、ということを肝に銘じ、生活していきたい。とても大切な話を聞くことができた。
◆ローンとクレジットの違いがわかりました。ローンはお金が借りられる仕組みで、クレジットは支払いよりも先に商品が受け取れて後払い。カードゲームでは、伝え方によっては、ウソでも信じてしまうことがあるなと感じました。人からお金や物を貸し借りする時は、信用がとても大切だと教わりました。信用の「能力」と「意思」の両方そろっていないと信用してもらえないので、私は二つのことがちゃんとしている人になっていきたいですし、もし、自分がお金を貸す側になったら、その二つのことを踏まえて判断したいと思います。最近ではほとんどの店がキャッシュレスやクレジットカートでの支払いになっていて、衛生面でもとても便利で、ポイントもついてお得だけれど、間違った使い方(延滞期間が長いなど)をすれば使えない場合もあるので、そういったところでも信用されるような人になりたいです。
◆こんなに楽しくお金のことについて学べるとは思っていませんでした。お金は生活するために必ず使うので、お金を借りるための信用に大切さがすごく伝わりました。また、ゲームを通して銀行側の信用に対する考え方、「能力」と「意思」を聞いて、なるほどと思うことも多く、とても素晴らしい経験になりました。ゲームではお金を貸す側でしたが、相手の顔を見たり、質問したりしても信用できるかどうか、いまいちわかりませんでしたので、銀行の人たちの凄さが伝わりました。人を信用することや、信用してもらうことは、とても難しいし、お金のこととなると、なおさら大変だと実感しました。だから、私も信用してもらえるような大人になりたいです。まだまだローンやキャッシングのこともよくわかっていないと思います。勉強していきたいです。
 
【G組】明治安田生命保険相互会社松本支社 教育育成課長・村上宏治、諏訪湖営業所MYリンクコーディネーター・桜井美香「『人生100年時代』を生きる子供たちに伝えたいお金のこと、保険のこと」

《生徒の感想より》
◆お金と保険の話を聞いて、自分の都合だけで契約を解消することができないと聞いてびっくりした。キャッシュレス決済で支払いをする時は、それぞれの支払いの特徴を把握してうまく使い分けることが大切だとわかった。収入と支出のバランスを考えながら金銭を管理することが大切で、自分もこれから生きていく中で、お金は大事に使っていこうと思った。消費者トラブルの主な原因として、契約の内容をよく理解していなかったり、断りにくい状況に追い込まれて起きるので気を付けたい。人生の4つの保険リスクのために貯蓄や保険であらかじめ備えておくことが大切だとわかった。自分の希望どおりに人生を送るためには、年代ごとのライフプランを立てて、どの時期にどの程度のお金が必要になるかを考えておきたい。
◆今日は契約について聞き、売買イコール契約であること、成人年齢が下がったため、多くの大きな契約ができるようになるということ、また、お金の使い方については、安定した生活を送るには、収入と支出のバランスが大事であることを知りました。計画的な金銭管理については、生きていく中ではとても多くのお金を使うため、急な出費もあるから、少しずつ積立や管理をすることが大事だと思いました。消費者トラブルについては無料体験のサービス広告を目にすることがあるので、気を付けようと思いました。リスクと保険についてですが、交通事故で相手が亡くなってしまったら、2億も払わなければならないケースもあることを知って驚きました。だからまずは安全に運転すること、保険に入ることが大事だと知りました。最後にお忙しい中、私たちのために来てくださって、ありがとうございました。
◆金融や保険の話は大人の話だと思い、自分には関係ないと思っていましたが、生きていく上でとても大切なことを学ぶことができました。とても身近な話で、18歳で成人となり、契約が自由にできてしまうので、気を付けたいと思います。また、クレジットカードやお金の使い方もしっかり学べたので将来役に立てたいと思います。クレジットカードは計画的につかっていきたいです。消費者トラブルは若い人に多く、最近はいろいろな手口があるので注意したいと思いました。他にも、保険について学び、万が一に備えることの大切さがわかりました。自分にとってはすごく難しい話だなと思っていましたが、将来を考えて今からしっかり学んでいきたいです。人生100年時代なので、老後に楽ができるように頑張りたいです。
◆今回の講義を聞いて、もっとお金や保険のことについて学ぼうと思いました。中学校では消費者トラブルや金融について、少しだけ学びましたが、社会に出て働き始めてからのお金の管理や、将来に向けての貯金、どのような保険に加入し、備えればよいのかなど、まだまだ知らないことがたくさんあることがわかりました。特に、これからの時代はキャッシュレス決済が増え、クレジットカードなどでの支払いに注意しなければならなかったり、株や電子商取引はどの投資を政府が積極的に推奨しているのか、そのメリットやリスクを考えるなど、自分で決断しなければならないことがたくさんあるので、今の時期からいろいろな知識を身につけて将来に備えたいと思いました。また、けがや事故などのリスクや老後のために保険の仕組みや種類について勉強しようと思いました。本日は貴重なお話をありがとうございました。
 
【J組】国税庁諏訪税務署 国税専門官 総務係長・清水淳史「税のしくみ」

《生徒の感想より》
◆私はこれまで税金については、納めてもあまり自分のためにはなっていないのではないかと思っていました。ですが、今回のお話を聞いて、税に対する意識が変わりました。例えば、私たちが少ない負担で治療を受けられるように税金が使われていたり、教育のために使われていることを知って、税金はとても私たちの生活に影響しているんだと考えさせられました。税金にはいろいろな種類があり、それぞれ納める場所も用途も違うことを改めて知るよい機会になりました。税金はちょっと不公平だなと思っていましたが、そんなことはなく、部分的には不公平かも知れないが、全体を見るとかなり公平であることを知りました。私も将来、いろいろな税金を納めることになると思いますが、きちんと税金を納めないといけないなと思いました。
◆今日は税金に関する貴重な話をしていただき、ありがとうございました。お話を聞くまでは、税金は何にかかるのか、所得によって払う税金の額が違うなど、税金や日本経済について、あまり知りませんでした。また、税務署や国税庁がどのような仕事をしているのかも知りませんでした。宝くじやオリンピック選手の獲得金など、わかりやすい例で教えていただいたので理解できました。印象に残ったことは、「累進課税」と「税負担の公平の確保」です。累進課税がないと個人の所得に関係なく税金がかかってしまい、所得の低い人は生活するのが難しいと聞き、累進課税の大切さを理解しました。また、税負担が公平でないと、所得の高い人は困らないが、所得の低い人は困ってしまうので、税負担の公平の確保も国民が生活していくうえでとても大切なものだということがわかりました。今日聞いたお話を忘れないようにします。
◆今日の講義を聞いて、税金の受益と負担のバランスがとても大切だなと思いました。収入が高い人と低い人で、納める税額が違ってバランスが保たれていることがわかりました。私が一番気になった内容は「消費税の逆進性」で、年収がまったく異なっていても、消費支出は同じくらいなので、収入の多い人と少ない人で負担が違い、その精度のおかげで公平さが保たれているということに納得しました。確定申告で脱税をしている人などは、自分のことを優先していると思いますが、納税は国民のためにするものなのでしっかり納めるべきだと、あらためて思いました。私は税について一度興味を持ったことがあり、税は生活扶助にも使われると聞いたことがあり、税を払っていない人に私たちが納めた税が使われるのはどうなのかなと考えたことがありましたが、税を納める人が、納められない人のために援助していると考えると、バランスが取れていると思います。
◆私は、税金というものを、あまり良くないものという感じでとらえていました。今日の話を聞いて税金について良いイメージができたかというと、私は違います。税金を納めるのは、すべての国民が幸せになるため、助けを必要としている人を援助するためという話がありました。たしかに税金を納めることは困っている人たちのために使われるなら大切なことだと思います。しかし、平等に払うために収入に合わせて税率を変えているのに、国民にそれに値したものが必ずしも返ってくると保証されないのは不平等ではないでしょうか。昔と比べたら、今のほうが税金を多く集めているはずなのに、借金は増える一方、国民にとっての負担が後の世代になるにつれて大きくなることを、なぜしてしまうのか。少子高齢化があるということも分かっていたはずなのに、税金も借金も増えるとはどういうことなのか、もう一度見直していくべきだと思いました。