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【1学年】生きるための思想や教養にふれる 「高校現代文明論」(1年)12/16土

16日、1年生の「高校現代文明論」の授業では証券・金融業界や大学・専門学校、地元企業等から講師を迎え、クラスごとにビジネスや金融リテラシーの育成、人間関係の構築などについての講義を受講しました。キャリア教育のスタートとして、定期的に学問の世界や社会システム、国家行政の一端に触れ、キャリアについての意識形成を図っています。

 

■講義概要(敬称略)

【A組】法務省法務少年支援センター長野・首席専門官 石塚烈「法制度における少年鑑別所の役割と法務教官の仕事」

法務少年支援センター長野は、少年鑑別所法第131条に基づき、児童福祉機関、学校・教育機関などの青少年の健全育成に携わる関係機関・団体と連携を図りながら、地域における非行及び犯罪の防止に関する活動や健全育成に関する活動などに取り組んでいます。少年鑑別所の役割などについて学びます。

《生徒の感想より》

◆警察署や少年院についてのイメージはある程度持っていたのですが、少年鑑別所については知りませんでした。少年院の写真を見て、それまでは暗いイメージだったのですが、昭和に建てられたことを感じさせないくらい明るく、山小屋をイメージしているなど、全体的に明るいことに驚きました。どの写真にも花があり、それが明るい印象を与えていました。少年鑑別所という施設を聞いたことがなかったのですが、まず、少年を20歳未満とし、少年が非行をしても、もう一度明るい未来を過ごせるようにする場所であると認識しました。少年を調査する心理技官という人がいることを知り、その少年について本当に真剣に考えてくれていることに、優しい日本を感じる部分がありました。精神的な教育をするのがほとんどだと思ったのですが、数学などの学校のことも教えてくれるのは、社会での遅れを取り戻せるきっかけができ、良いことだと思いました。

◆本日の講義で新たに学んだことが二つあります。一つ目は、少年院施設は暗く怖く、どこか苦しそうな所というイメージを持っていましたが、明るく、小さな学校のような施設だと知り、驚きました。また、少年鑑別所も同様に薄暗い所と思っていましたが、病院のような感じで、思ったより怖くないのかなと思いました。二つ目は、法務教官や心理技官で働いている人達にとって大切なのは、子供に寄り添って話を聞いたり、支えることだということです。法務教官や心理技官という仕事の名前や内容は知りませんでしたが、そんな仕事もあることを新たに学ぶことができました。法務教官や心理技官はやりがいがあると思いますが、大変そうだと思いました。

◆少年鑑別所はもっと暗い所というイメージでしたが、実際は結構おしゃれな建物でした。少年法により、少年はまだ人生経験が少ないので犯罪をしてしまっても教育で変われることがわかりました。これは犯罪をしていない私達でも同じようなことだと思いました。少年も大人も罰を受けるだけでは大事なことを学べないし、変われないことがわかりました。教育をすると言っても、その人は何をしたら、何を言ったら立ち直ることができるかというのは難しそうだと思いました。犯罪、非行をしてしまった人達は、家庭環境や周りの環境も大きく影響しているんだと思いました。日本で一番多い犯罪は窃盗で、何故やるのかというと、「お金がないから」というのを聞いて、少しでも働いたらいいのにと思いましたが、働くことってそんなに甘くはないのかなと思いました。犯罪をしてしまうと、もしかしたら家族にも見放されてしまうかもしれないと思ったので、犯罪は絶対したくないと思いました。

◆少年院、少年鑑別所がどのような場所なのかを写真で見て理解することができました。少年鑑別所の仕事は少年、20歳未満の人、「鑑別」とは詳しく調べることだということがわかりました。少年法による目的では少年が立ち直るために、また、社会に出た時のために教育をすることと知りました。また、17歳で他人の物を盗んでしまった時の流れについの話では、最終的なところに行きつくまでに様々なことをしていかなければならないこと、最終的な処分として保護観察、少年院送致の2つに分かれること、非行少年が立ち直るために必要なことはそれぞれ異なるということを知りました。少年を調べる方法として、法務教官・心理技官の2つがあり、法務教官は教育や法律などの専門家で、少年の普段の行動を分析する仕事、心理技官は心理学の専門家で、心理検査や面接で少年の心を分析するという仕事だということを知ることができました。「罪を犯さないためには勉強をすること」という言葉が印象に残りました。

◆少年鑑別所は怖い所だと思っていたが、非行をしてしまった少年が社会に戻り更正するための大切な場所だと知った。少年鑑別所は「少年(20歳未満の人)」を「鑑別する(詳しく調べる)」場所であり、少年が立ち直るために必要な処分やその手続きを決める場所である。少年と大人では学んできたことや社会のルールの認識度が全く違う。わかっていてする大人と、わからなくてする少年では罪の重さは全然違う。少年は教育次第で変わることができるが、非行をしてしまったことは変えることができないので、非行や犯罪をしない生き方を目指すことが大切だ。日本で最も多い非行は窃盗であり、その背景には家庭問題や金銭問題などが隠れている。そうした非行をしてしまう少年は中卒が多く、社会に出たくても出られない、知識が少ないことにより起こしてしまうらしい。今日の話から、今学んでいることは自分が将来を生きるために必要な事だと思った。

 

【B組】株式会社エイジェック 大槻竜一「アウトソーシングとは」

アウトソーシングとは、業務の一部を外部企業に委託することです。業務の一部を外部企業に委託することをさします。アウトソーシングは企業価値を維持・向上させることを目的としています。その理念や仕組みを理解しましょう。

《生徒の感想より》

◆アウトソーシングとは外部の資源を使うことです。メリットとして知識・能力を有した人材を補えることや新規事業立ち上げに注力できることがあげられます。企業が求める人材は、積極性・柔軟性・外向性などが求められるので頑張っていきたいです。組織目標を達成するために自身は何ができるのかを考えることが大切だとわかりました。アウトソーシングメリットは会社を辞めずに転職、かつ自社で勉強できる環境が整っているのがすごいなと思いました。エイジェックは新宿のセンタービルに本社があり、厳しい審査があることがわかりました。事業が13職種もあるので、様々な職種に挑戦することができるので、会社を辞めずに自分の好きな仕事をすることができるところがいいと思いました。

◆私は話を聞くまでアウトソーシングがどういうものかさえ知りませんでした。アウトソーシングとは「外部の資源を使うこと」ということを知りました。求められるのは「決められた仕事を遂行できる人物」より、「組織目標を達成するために、自身は何ができるのかを柔軟な思考と広い視野で考え、行動できる人」ということが、私の心に残りました。社会に出たら、「決められた仕事を遂行することができるのは当たり前」と言っていて、その決められた仕事を遂行することができるように、今、勉強や部活があり、それを積み重ねて社会に出ても困らないようにしているのだと、少し納得しました。私はこの話を聞いて、今の生活を一度見直して、また一から正しいこと、正しい取り組みをしていきたいと思いました。心を入れ替えて、将来自分が社会に出ても困らないような取り組みを今から行い、社会で求められる人材になりたいと思いました。今日はありがとうございました。

◆馴染みのない業界の話はイメージしにくいものですが、人材を育て提供する意義のある事業と捉えることができました。様々な職種がありますが、その中から自らの適性を見つける一助とされる御社は、人材が不足している、また、新たなチャレンジを試みる方々にとって、大変救いとなる事業であると感じました。そうしたことから私は御社が「縁の下の力持ち」であるように思えました。企業・行政・金融の様々な方面から、それぞれの内部から外部にわたる問題に手を差し延べることをされているそうなので、アウトソーシングという分野の重要性及び社会にもたらすメリットを知り、それが多くの人のキャリアを支えているように思えました。人によって目指したいところは全く違いますが、頑張ろうという気持ちは、おそらく共通して持っていると思います。身近な人と切磋琢磨しながら、目標に到達できるような生活が送れたら良いです。

◆今回初めてアウトソーシングという言葉を知りました。AIなどが普及する中で、なくなる可能性のある職業があると思います。電車運転士がなくなる可能性が一番高いというのが予想外でしたが、他の事務系の仕事はなくなると言われていますね。もし、なくなるとなると、どのように職種が変わるのでしょうか。少し気になりました。エイジェックグループという会社には様々な職種があり、建設、製造、医療、スポーツ、農業など自分に合った職種があり、誰もが職に就きやすいような事業展開は、とても魅力があるなと感じました。また、仕事をするうえでの福利厚生の充実もしっかりしていて、働きやすそうだなと思いました。将来どんな職業に就くのか、ということは人生の中でも難題の一つだと思っています。今回聞いた話を将来の進路選択に役立てたいと思います。

◆将来、90%以上の高い確率でなくなってしまう可能性がある職種が多くてびっくりした。AIでの運転は事故が起きそうで、ちょっと怖いと思った。「アウトエイジング」は少し聞いたことがあったが、「アウトソーシング」は聞いたことがなかったので、今回話が聞けて良かった。将来、AIによって仕事が減ると就職選択の幅が狭くなって就職しにくくなりそうだと思った。ランキングの中に自分が就きたいと思っている職業はなかったが、電車の運転士などは子供が憧れるのでなくなってしまうのは残念だと思った。積極性・柔軟性・外向性の3つはどれも自分にあまりないと思ったので、高校生活や部活で伸ばしていきたい。どんどん変わっていく世界に対応できる力がほしいと思った。

 

【C組】諏訪税務署 会計係長・小林礼於「税のしくみ」

税の種類や使われ方、税務署の仕事、職員採用についてなど、税に関して学びましょう。

《生徒の感想より》

◆税金についての話を聞いて思ったことが2つあります。まず、税金の使い道についてです。普段私達が払っている税がどういう流れで国に納められているのかが最初はわかりませんでした。税金には大きく分けて直接税と間接税があり、私達は直接税とあまり接点はないですが、間接税の中にある消費税は私達が払い、それが国に送られ、私達学生が日々使っている教科書を負担していると聞き、消費税を払っている分、私達に物として使わせてもらっていると考えると、公平な世の中なのだと思いました。2つ目は、所得税についてです。公平に負担し、生活するには課税所得金額により税率が異なることに関しては、働く人も公平なのだと思いました。もしも、自分が将来結婚したら、出産育児一時金などがあると考えると、自分の将来のためにも税金は今のうちの積み上げが大切だと思いました。

◆今日は税金がどういうものなのか、どうして税金が必要なのかを教えてもらいました。税金の種類には「直接税」と「間接税」があり、税を納める人と実質的に負担する人が同じものが「直接税」で、実質的に負担する人が異なるものが「間接税」。他にも税金には多くの種類があり、日本では約50種類の税金があると聞きました。また、所得税についてもお話をしてもらいました。所得が多いほど税金も多く払わなければならない。しかし、消費税など、性別年齢関係なく平等に払う税金もありますが、年収が少ない人などは大きな負担がかかってしまうみたいです。財政悪化の原因としては、社会保障が1990年度と2023年度を比較すると確実に増加していることが大きな原因だということを教えてもらいました。税金の使い道は、以前はお年寄りのために使うことが多かったが、子育てがしやすいよう、子供にも視線を向けているらしいです。

◆私は正直、税金に対していいイメージを持っていませんでした。税金は特に国の偉い人たちの給料になるそうですが、会議中に寝ている議員に多額の給料を払う必要が本当にあるのかと思い、税金をそんな人たちのために払えるのかと思ったからです。ですが、話を聞いて税金がなければ成り立たないものがたくさんあることがわかり、すごく奥が深いなと感じました。なぜ国は国民から税を求めるのに、借金は増え続けるのでしょう。国民の負担が大きくなり、生活が苦しくなっていくのがわからないのでしょうか。個人的には、増税するなら給料も上げることがベストだと思っています。生きていくことで必死な日本で幸せな暮らしがこの先できるのか、不安があります。ですが、金持ちでもそうでなくても、税金は払わなければならないことなので、国民の義務は守り、税金を払おうと思いました。

◆公共サービスの学校教育費で公立の学校でも勉強するための一人当たりの学費が意外に高いなと感じた。人が一生負担する税金について思ったこととして、お酒やたばこは量や質についてはひとそれぞれであって異なるが、健康であれば、たばこなどといったものが必要ではないから、そういった人々と比べ、負担する税金を減らすことができると考えた。自分の中の「公平に負担する」とは、特定の人が全額負担することだと思っている。その理由としては、同じ率で集めると裕福ではない家庭にとっては破産してしまうことになって苦労がかかってしまうため。特定の人だけでもあまり良くないなら、その他の家庭は少しだけ払うといった工夫をすればいいと思った。借金が多い世の中の現状として、クレジットカードの使い方などに原因もあるのではないかと考えた。クレジットカードについて知識を持ったうえで使用するようにしたい。

◆今までの生活の中で物を買う時に税金を一緒に払ってきましたが、実際は税金について考えたことがなく、何も考えずに税を納めてきました。よく考えると「なんで払わないといけないんだろ」などの疑問が湧いてきました。私自身、消費税しかわかりませんでしたが、親や先生など働いている人が所得に応じて負担する所得税があることを知りました。また納めた税は社会保障など自分たちのために使ったり、国債費など国のために使っているんだと思いました。国の借金の額や少子高齢化なども増税に関係してくるのだということも理解できました。よくネットやテレビで増税についての批判がありますが、今回のお話を聞いて、納めた税が将来の私達のために使われる可能性もあるし、今の怪我をして治療を受けた場合には、プールしてある税金が使われているんだろうし、納税は大切だなと思えました。

 

【D組】防衛省自衛隊 長野地方協力本部茅野地域事務所長・濱嶋智也「防衛省の業務、国際情勢と防衛政策」

世界情勢、日本と周辺諸国との間の問題、防衛省の役割と防衛政策、自衛隊の組織などについて解説します。

《生徒の感想より》

◆自衛隊は戦ったり、災害の時に救助することがほとんどだと思っていたが、それ以外にも学校などでオンライン授業や職業体験を行ったり、演奏会などのPR活動などを行っていることを知った。日本は中国・北朝鮮・ロシアなどと隣接しており、争いに巻き込まれるかも知れず、現実化した時のために訓練しているだけでなく、世界との関係を維持するために、自衛隊が海外に出かけて行き、医療活動を行い、学校に行けない子供たちのために学校を建設するなど、他国においても活動をしていることを知った。自衛隊は陸・海・空の3つというイメージが強かったが、水陸に特化したところもあることに驚いた。男子の職場で女子は入りにくいイメーじがあったが、文化部運動部関係なく入れるらしい。私は吹奏楽をやっているので自衛隊の演奏の音源を聴くことがあるが、レベルが高いと思って聴いています。

◆自衛隊の方たちの仕事の内容を知りました。自衛隊の方たちは様々な視点で世界を眺めていました。例えば、宇宙からグレーゾーンを観て日本の平和を維持していました。僕が知っている以上に自衛隊は命がけで仕事をしていました。自分が平和に暮らせているのは自衛隊のおかげなんだと感じましたが、その仕事は簡単ではなく、自衛官になるのも簡単ではないことを知っています。海外支援にも取り組んでおり、日本が孤立して狙われないようにしたり自分が困った時に支援してもらえるような活動をしており、自衛隊の方たちには感謝することがすごく多いし、平和に暮らせていることが当たり前ではないこと感じました。

◆自衛隊については陸・海・空があるのは知っていたが細かい仕事内容は知らなかった。新し兵器や団体ができていたり、365日24時間日本を守っていることに本当に感謝しなければならない。自衛官のおかげで今の生活が成り立っていることを理解しなければならないと思った。全国民を守れる存在になるまでには数えきれない苦労があったと思う。終わりがないほどの責任感を感じた。海外と協力して訓練を行ったり、災害時に支援してくれたり、海外を守りながら日本も守るなど様々なところで支えてくれるなど、本当に感謝しきれない、頼もしすぎる存在だなと思った。自衛官になるまで、また、なってからも様々な訓練があるが、責任感の強さが自分にも必要だと感じた。今回の講義を聞いて自衛隊の自衛隊に対するイメージが変わり、おもしろいと思った。人を助ける仕事に興味がある分、とても楽しい話だった。

◆被災地での対処や戦争などで力を使う、というのが自衛隊に対する私のイメージでしたが、今日の話をうかがって、自衛隊の仕事は私が思っていたよりも多様で、私たちの生活を日常的に支えていることを知りました。自衛隊学校にも様々な学科があることや、部隊にも様々な部隊があることを知りました。日本が平和であるのは、自衛隊の方々が陸・海・空の方面から日本を見てくれているからなんだなと感じました。海上自衛隊の方々は24時間態勢で監視活動を行っているそうです。交代制だとしてもすごいことだと思います。世界平和のために海外の軍隊と協力して互いの国を守る行動をすると聞き、常に死と隣り合わせで行動してくださる自衛隊の方々には感謝しかありません。私自身は日本を守るとか、人々の生活を守るとかはできませんが、自分ができる範囲で大切な人を守りたいと思いました。

◆日本が海に囲まれて孤立しているため、国境が陸続きの他国と比較して国防が難しくなっているとか、ゲリラや核、生物兵器、化学兵器などから国民を守るために毎日訓練を行っていることを知った。また、昔と違って宇宙開発やサイバー攻撃など多様な攻撃からも守らなければならなくなっており、単に兵器や物量だけの戦いにならなくなってきているらしい。私の親族に元自衛官がいるのですが、国民が自衛隊や自衛官について正しい知識と理解を持ち、助けてもらったら感謝をしっかりと伝え、自衛隊で何か事故があっても、けなしたり批判したりするのではなく、理解することが大切で、自衛官が働きやすいようにすることが最も大切だと思いました。

 

【E組】長野県労働金庫茅野支店 主任・西村洋祐「高校生のためのお金の授業」

お金と上手につきあいましょう。これまでかかったお金、これからかかるお金。お金に関する知識を身につけ、今後の人生に役立てましょう。詐欺被害をはじめ、悲惨な事例も紹介します。

《生徒の感想より》

◆私が働く時代になったら、どれくらいのお金が必要なるのかが把握できました。また、ろうきんにはどのような社会的な役割があるのかも学ぶことができました。話を聞いた中で、生きていくためには絶対にお金が必要になるわけですが、「借りる」「もらう」という2点について知りました。両者共に言えることは、負担が大きくならないようにすることが必要だと思いました。クレジットカードの仕組みについても学び、将来絶対に使うため、今から利用の仕方を把握しておきたいと思いました。「借金」という言葉はよく耳にしますが、どんどんと負担金が増えてしまうことなので、将来そのようなことにならないようにしたいです。お金は詐欺に遭う確率が高いので、無駄にしないように心がけて生活していきたいです。一人暮らしを始めたらお金の使い方が雑にならないように、丁寧に使っていきたいです。

◆これまでかかってきた教育費の年額、総額の図を見て、子供を育てるということは本当に大変な事なんだと、つくづく思いました。これほどの額がかかってしまうので、金融リテラシーを高くするために、もっとお金について関心を持ち、様々な費用や収支について考えながら生活しなければならないことがわかりました。お金を借りれば好きなものがいくらでも買うことができるけれど、あまりにも大きすぎる額を借りると返済できなくなるので、お金を借りる時には注意が必要です。クレジットカードでの払い方に多くの種類があるということには驚きでした。カードでの支払いやカードローンはとても便利だが、デメリットもあるので、しっかりと気を付けていきたいと思いました。

◆今回の講義を受けて学んだことは、お金の使い方そのものの重要性です。今まで自分は何も気にせず生活してきましたが、小学校、中学校そして今通っている高校に多額の費用がかかっていていることがわかりました。私立高校は公立高校に比べて2倍近くの金がかかっていて、普段から一つ一つの授業を大切に受けていきたいと思いました。私は寮生なので、寮費や食費、野球部なので道具代など学費以外の部分でも大きなお金がかかっており、今まで育ててくれた親に感謝していきたいと思います。今後大学を経て社会人となって働き、親になった時にもお金の問題は不可避ですが、先のことは誰にもわからないので、今は、親からいただいた、この高校生活を楽しんでいきたいなと思います。私はすぐに食べ物を買ってしまうので、少し節約しなければと思いました。今の自分があるのは親のサポートのおかげです。今後少しずつ恩返しをしたいと思います。

◆お札の枚数を数えることができるようになった。日頃からもっと上手くできるようにしていきたい。自分にたくさんのお金がかかっていることをあらためて確認することができた。好きなことができている現在の生活が当たり前なのではなく、親にすごく感謝しないといけないと思う。本当にありがたいことだと思う。親にはすごく負担をかけてしまっていると思うと、しっかりと親孝行をしたいと強く思った。多額のお金がかかって、すぐに返済できない場合はローンを組むことで少しずつ払うことができる。そのローンのことを詳しく知ることができた。自分が大人になって利用することがあると思うので、もっともっと詳しい知識を得、理解を深めて正しく利用できるようにしていきたいと思う。詐欺などは今の私たちぐらいの社会経験の浅い世代が狙われやすいので気を付けながら、お金を扱っていきたい。

◆今回のろうきんの講義を聞いて思ったことは、親にとても感謝したいということです。実際に私のために払ってくれたお金、これから払い続けるお金の額を今日聞いて、ものすごい大金をはらってくれていることに本当に感謝しないといけないなと思いました。普段何も思わずに「お金ちょうだい」と言ったり、無駄遣いをしてきたので、使い方を考えながらお金を使っていこうと思います。将来働いて稼がないといけないと思うんですけど、その生活費や家の購入費用なども高すぎて、自分が大人になった時にそのお金をしっかり払えるかどうか心配になってきたので、これからお金のことをもう少し勉強していきたいと思いました。今日、このろうきんの方たちから話を聞かなければ、ずっと親に迷惑をかけていたかもしれないので、講義が聞けて本当に良かったと思いました。

 

【F組】第一生命保険株式会社 生涯設計デザイナー・宮下久枝「ライフサイクルゲームⅢ~生涯設計のススメ」

すごろく形式のゲームを楽しみながら、結婚・住宅購入などのライフイベント、病気・ケガ等のリスク、振り込め詐欺や架空請求といった消費者被害事例等、人生を疑似体験することができるボードゲームを通じて「お金の大切さ」「さまざまなリスクに対する必要な備え」「消費者被害にあわないための必要な知識」等、消費者として知っておくべき知識などを具体的に学びましょう。

《生徒の感想より》

◆今日はゲームをしながらライフイベント、リスク、消費者被害について学ぶことができた。ゲームをしてみて、将来どんなことをすると、どれくらいお金がかかるのか知ることができ、いかにお金が重要なのかを知ることができ、いかにお金が重要なものかを考えさせられた。自分はまだ学生でお金を出してくれるのは、基本、親だけれど、親の大変さを身をもって知ることができた。また、将来のライフイベントを考えると、お金をいかに無駄遣いしないかが大切だと思った。特に一番お金の無駄だと思ったことは、だまされてお金を払ってしまうことだと自分は思った。ネットなどで欲しい商品を買おうとなった時には、その会社の詳細や商品の情報など、しっかりと下調べを済ませてから購入するかどうかを考えることが大事だと思った。今日は自分になかった知識をたくさん得ることができたので良かった。自分が大人になってからも忘れないように心がけていきたい。

◆今日の人生設計に関するお話とライフイベントゲームで感じたこと、思ったことが2つあります。1つ目は、これからの将来に関わってくるお金の大きさです。実際にゲームを通して1千万円や5千万円など、様々なところで大きな費用が必要になってくるということを実感することができました。現在進行形で自分の見えないところで自分に対して大金がかかっていることを意識しながら、これからも生活していく必要を感じました。2つ目は詐欺についてです。今日のゲームの中で、何回も詐欺にひっかかり、そのたびに全額、半額を支払い、消費者センターに相談してみると金額を支払わなくてもよいという結果になっていました。詐欺など払わなくてもいい金額を何千万も支払うのはもったいないと思ったので、しっかりと考えて行動しようと思いました。

◆ライフサイクルゲームで保険について、結婚や出産にかかるお金についてのシミュレーションを楽しむことができて良かったです。様々な保険があることを知りました。詐欺の被害に遭うリスクも近年高まっているので、気を付けながら生活していきたいです。大人になると保険の加入やローンの組み立て、カードの支払い名義など、自分で考えながら生活していかないといけなくなるので、しっかり自立できるように、自分のお金を今から管理し、利用先と明細を確認していきたいです。生命保険も大切だと感じたので、早めに加入を考えていきたいです。その時にはいろいろな人に相談して自分の人生を大切にしていきたいです。スゴロクを楽しむことができたし、クイズなどもあり、楽しく学ぶことができました。人生のことをしっかり考えていきたいです。

◆今日の講義やライフイベントゲームを通して、保険や株式、債券の難しさや重要さを学びました。これからの人生において、常に先を見通すことの必要性をとても感じました。ゲームでは一つ一つの局面で立ち止まって考えることができましたが、実際の人生においてはその場の流れで契約をしてしまったり、詐欺の被害に遭ってしまう危険性や怖さを感じました。クーリング・オフなどの制度をより深く学び、いざという時に最大限有効に活用できるよう、知識を自分のものにしていきたいと思いました。これから先の保険や株式の契約は兄弟や両親など身近な人に積極的に相談や質問をすることで、自分に合った選択ができるようになるのではないかと強く感じました。今回を機に、もっとも様々なライフイベントに興味を持って取り組んでいけるようにしたいと思いました。

◆今日はゲームをしながら「ライフサイクル」について楽しく学びました。これから先のライフイベントには、とてもお金がかかるので、リスクや出費に備えておくことが大切だということを理解しました。お金が無さすぎるのも大変だし、いろいろなことについてお金を念頭に置いて選択をし、金持ちでいるのも気持ち的にどうなのかなと思う所がありました。自分が幸せでいるためには、その時だけのことを考えるのではなく、プラスで将来のことを考えていくことがとても大切だと思ったので、気をつけていきたいです。また、消費者トラブルに遭わないために知識や情報を習得して、もし遭いそうになった時は、家族や専門としている所に相談するなどして解決していきたいと思いました。お金は人生においてとても重要となるものなので、消費者トラブルのことを含め、ゲームを使って学ぶことができ、とても良かったです。今回学んだことを今後に活かしていきたいです。

 

【G組】日本証券業協会 金融・証券インストラクター・今井美和「社会に出るために知っておきたいマネーの知識」

資産形成に無関心ではいられません。将来経済的に自立した社会人となるために必要なお金の知識(資産形成と金融商品の特徴、金融トラブルに遭わないための知識を含む)や、私たちの生活と深い関わりがある株式会社の仕組み、金融の役割について学びます。

《生徒の感想より》

◆老後にお金が十分に貯まっておらず、住む場所や食べる物にも困ってしまって、わざと罪

を犯し、意図的に刑務所に入ろうとする人達が一定数存在するとニュースなどで見たこと

があります。老後の生活の心配も高まりましたが、18 歳・19 歳で親の同意を得ずに締結し

た契約は取り消せなくなってしまうことに怖さを覚えました。判断力が未熟な年齢だと思

うので、むやみやたらと買い物をしないようにしたいです。リスクなくして必ずスゴク儲か

るなんてことは投資話においてはあり得ない。これはよく聞く詐欺の事例なので知っては

いましたが、リスクに怯えてこうした詐欺の被害に遭う可能性も、この先絶対にないとは言

い切れないので、気をつけていきたいです。大変勉強になりました。ありがとうございまし

た。

◆お金の管理は複雑で難しいと思っていたが、この話を聞いて少しでも知ることができた。

少子高齢化や物価上昇、金利の問題など、社会がインフレの状況でこれから成人になり、将

来就職する中で、どのように生きていくか考えないといけないと思った。自分は月 1 万円

の小遣いを毎月5千円分貯金しているので、ポイントとなる「先に差し引くこと」ができて

いると思う。株の投資についてはテレビやインターネットで見聞きするが、しっかりと注意

しなければならなかったり、または投資信託を使ったとしても安全性が高いわけではない

ことがわかった。金融商品を買う時には詐欺に気をつけなければならない。金融についての

正しい知識を得ることや魅力とリスクを理解して、分散投資を行ったり、リスクを軽減する

などの工夫をして、うまく運用していきたいと思った。

◆今日は知っておきたいマネーの基礎知識を聞いて、もっとお金を大切に使っていきたい

と思いました。将来自分が生活していくうえで、必ずお金が必要になるので、どんな使い方

をしてお金に困らないようにするのかが少しわかりました。また、投資については、投資を

すると配当金や株主優待がもらえたりしてメリットもあるけれど、その分リスクもたくさ

んあることがわかりました。もし、自分が投資をすることがあったら、リスクに気をつけな

がら慎重に投資をしようと思いました。金融商品を購入する時、「必ず儲かる」などの商品

を疑い、詐欺なのかどうかをしっかりと見極めて金融商品を購入したいと思いました。投資

をする場合は 1 つに多く投資するのではなく、少しずついろいろなところに投資し、リス

クを軽減できるようにしたいと思いました。将来の自分が困らないように、お金についても

っと勉強しておこうと思いました。

◆今回の講義でお金のことについて、より詳しくたくさんのことを知ることができた。投資

のこと、様々な金融商品を知ることができた。投資は当面使う予定がないお金で行うことが

基本で、食費や住宅費、医療費など、使い方が決まっているお金以外を投資すべきことがわ

かった。金融商品については選択する時のポイントとして、まずは安全性で、元本や利子の

支払いが確実か、2 つ目は収益性で、期待できる収益の大きさ、3 つ目は流動性、必要な時

にすぐに換金できるかが、ポイントとしてある。普通預金、国内株式、国内債券の3つとも

安全性・収益性・流動性に◎な商品のないこともわかった。金融商品を購入する際に気をつ

けるべきことは、成年年齢が引き下げられたので、よく理解できない金融商品は安易に購入

しないことなどがある。この授業でお金のことについてたくさん学べたので詐欺などに遭

わないようにお金を運用できるようにしたい。

◆自分は今回の講義を受けるまで、将来のためのお金について考えたことがありませんで

した。今は少子高齢社会で、昔とは老後にもらえる金額は変わっていることを頭の隅に置い

て、今から将来のために少しずつ貯金をしていきたいと思いました。自分も投資に興味があ

り、最近テレビでも投資についての番組を見ることが多くなった。一見すると値上がり益や

配当金、株主優待など良いことがたくさんあるように思えるが、一方で価格変動リスクや信

用リスクなどマイナス材料もあるので、そういう点をしっかりと理解して行うことが重要

だと思いました。自分もあと2年もすれば 18 歳になり、成年年齢が引き下げられたことで

親の同意がなくても金融商品を購入できるようになるので、詐欺に遭わないように勉強し

ていきたいと思いました。今日はありがとうございました。

 

【J組】信州スポーツ医療福祉専門学校 スポーツトレーナー学科・長谷史織「ストレッチはパフォーマンスアップにもダウンにもつながる!」

アスリートのパフォーマンス向上やケガの予防など、スポーツの現場で輝く選手を全力でサポートできる技術を身につけましょう。

《生徒の感想より》

◆自分は肩甲骨があまり柔らかくないので、ストレッチの方法を聞くことができ、とても有難かったです。外旋や内旋、また、外転や内転といった様々な用語を教えていただきました。明日になったら忘れていそうですが、そういう知識を頭の片隅に入れることができて良かったです。自分は部活動をしているのですが、ふくらはぎや太ももがすごく固くなってしまいます。そのため、足首やふくらはぎが痛くなるので、毎日のストレッチは欠かせませんが、自分の力だけでは上手く柔らかくすることができません。その場合、どのようにしてストレッチをしたらよいのか、ネットで調べたり、専門家に聞いて解決しようと思いました。今日はいろいろなストレッチや体に関することを教えていただき、医療福祉の世界にも興味を持つことができました。自分は看護や医療などのことには興味を持っていなかったため、新たなことに興味を持てたいい機会になりました。

◆私はソフトテニスをしていますが、関節を傷めてしまうことがよくあるので、ストレッチを忘れずにしていきたいなと思いました。よくインターネットでストレッチ方法を調べて自分でストレッチをすることが多いのですが、ひどくなる前に病院に行って正しい治療をしたいと思いました。以前、足を疲労骨折の手前になっている時、大丈夫だろうと思い、そのままにしてしまっていました。しかし、今回の話を聞き、正しい方法で対処しなければ大人になってから悪化するかもしれないと知り、自分の体は自分が思っている以上に大切にしていかなければならないと強く感じました。今回教わったストレッチはこれから家で空いている時間にやっていきたいと思いました。今回の話は同じ部活の友達とも教え合って共有していきたいと思いました。どうやってこれから怪我に気を付けるかを考えて、部活動や私生活を送っていきたいです。

◆健康な生活を送るにはストレッチが重要で、ストレッチは伸ばす場所によって伸ばすことができる部位が異なるということがわかった。自分は体がものすごく固いため、とてもいい話を聞くことができた。特に肩は固くなりやすいので日々のストレッチが重要であり、柔軟性を養うことで、サッカーでも自分の最高のパフォーマンスを発揮できると思った。スポーツトレーナーとは主にスポーツに関する怪我などを予防するためのストレッチや、怪我の後のリハビリなどを行っていることがわかった。やはり運動している人としていない人では体の固さが異なる。自分自身スポーツをしているため、怪我の予防のなどについての話はとても参考になった。足の捻挫癖がついているため、ストレッチをしながら痛み改善と予防を大切に行っていきたいです。体が固いとプレーの幅が狭くなるのでパフォーマンスをあげるためにストレッチしていきたいです。

◆本日は楽しく興味深い素敵な講義をありがとうございました。体を動かして講義を受けるのはとても面白かったです。肩関節についての授業では、自分の体の硬さを改めて実感しました。気づいていなくても体にダメージが入っていたり、放っておいたら今後更に体に負荷がかかるのは怖いことだと思いました。また、体の硬さなどはもちろん人それぞれ違っているので、同じストレッチをしても、「自分よりも友達の方がきれいな形を作れている」というようなことが何度もあって面白かったです。勉強していて方が凝り固まってしまうのは理解していましたが、今回の講義で改めて身をもって実感しました。そのため、今回は自分の体の健康を意識するためにも、スポーツ医療について学習してみたいと感じました。今後も痛みを感じたり凝り固まってしまった時、自分の体を大切にするためにもスポーツ医療を学んでみたいと思いました。

◆初めて肩を脱臼した時、冷やすだけで終わりにしてしまい、再脱臼を何度も繰り返しています。自分の体をもっと大切にし、正しい方法で対応していくことの大切さを学ぶことができました。また、運動を続け、定期的に筋肉を伸ばしたり、関節をこまめに動かして怪我をしないようにしていきたいと思います。初めて「はりきゅう師」という仕事を知りました。医師でなくても痛みを和らげたり、回復に向かうための処置をしてくれる人がいることに驚きました。自分の体は自分が一番知っている人でいられるように、正確な情報を元に怪我をした時に直していけたらいいし、関節や筋肉を正しく機能させて怪我をしないことを心がけながらスポーツをしていくことが大事だと思いました。今日は貴重な体験をありがとうございました。