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【1学年】生きるための思想や教養にふれる 「高校現代文明論」10/28土 

28日、1年生の「高校現代文明論」の授業では証券・金融業界や大学・専門学校、地元企業等から講師を迎え、クラスごとにビジネスや金融リテラシーの育成、人間関係の構築などの講義を受講しました。キャリア教育のスタートとして、定期的に学問の世界や社会システム、国家行政の一端に触れ、キャリアについての意識形成を図っています。

 

■講義概要(敬称略)

 

【A組】

長野県労働金庫茅野支店・主任 西村洋祐「高校生のためのお金の授業」

お金と上手につきあいましょう。これまでかかったお金、これからかかるお金。お金に関する知識を身につけ、今後の人生に役立てましょう。詐欺被害をはじめ、悲惨な事例も紹介します。

《生徒の感想より》

◆今回、お金の授業をうけ、100万円を数えるという体験をさせていただきましたが、自分が思っていた以上にお金を数えるのは難しいことだと思いました。また、ろうきんと銀行の違いについて知らなかったけれど、ろうきんは営利を目的としない働く人のための福祉金融機関であり、商品やサービスの種類は銀行と同じだが運営の仕組みが異なり、働く人たちの暮らしを守り、応援することがろうきんの役割だということを知りました。金融リテラシーについては知っていましたが、改めて金融リテラシーとは、個人のよい生活を達成するために必要な金融に関する意識の総体というということを学ぶことができました。ブラックリストなどの言葉を聞き、お金をもっと大切にして、考えながら買い物をしていこうと思いました。お金の怖い話を聞き、もっとお金について学び、詐欺などに遭わないように気を付けようと思いました。とても勉強になりました。ありがとうございました。

◆ろうきんの話を聞いて、自分が今まで塾やスポーツ、部活などのために思っていた以上にお金が動いていた。やってみたかったお札の数え方を体験した。手が思うように動かず、とても難しかった。これを毎日やっている銀行員の方がすごいなと思った。これから大学に進み、マンションまたはアパートでの生活雑費、家具代などにどんどんお金がかかるとなると、自分はどんなことをすればよいのか、お金が足りなくなったらどうするのかが不安だ。だが、利息は付くが、ローンを組むことで少し楽にお金が使えることがわかった。今の時代、キャッシュレス決済が多く、お金を使った感覚があまりないことが借金への一歩なのかと思うので、これからはお金の使い方に気を付けて過ごしたいと思った。諏訪市では詐欺があったという放送がよく流れるので、どんな詐欺でどんな手口なのかを見極めて対処したいし、詐欺の被害に遭わないように対策や相談をしていきたいと思った。

◆今回、お金(ろうきんや銀行)についてお話を聞いたり体験させてもらい、最初は「お金=なくてはダメなもの」と思っていたが、それ以外にも家計管理などといった、すごく大変ではあるが大事な仕事なんだと、あらためて感じることができた。また、授業を通して「金融リテラシー」という言葉を初めて知ったが「個人の良い暮らしを達成するために必要な金融に関する意識・知識・技術・態度及び行動の総体」といった意味を含んでいることを知り、みんなの生活のために大変ではあるけれど行動していることは、すごく素敵だと思った。お金を1円でもなくしてしまったり、合わなかったりした時は、見つけるまで探さなければいけないというのは大変だが、それほど1円を大切にしなければいけないのだと思った。銀行やろうきんの大変さやお金の怖さを感じることができたので、これからの生活でのお金の使い方についてもう一度考え直していきたいと思った。

◆今回、実際にお金の数え方を体験しました。母がスーパーの店員をしていて、お金を数えているところを見たことがあり、かっこいいと思って自分も真似をしたのですが、まったくうまくいかなかったという幼い頃の記憶があり、いつか習得したいと思っていました。今回習得することができ、嬉しく思いました。これからかかるお金について知ることができ、お金がかかるということが実感できたので、これからは真面目に生きて、いい仕事に就かないといけないと思いました。これまで自分にかかった金額を聞いて、親には本当に感謝し、自分は寮生徒ですが、これからのお金の使い方を考えなければならないと思いました。今回のお話を聞いて、お金について甘く考えていたと思い、将来のことを考えて、より慎重に考えなければいけないと思いました。今回は本当に良い機会でした。

◆いつも親に任せっきりで全然知らなかったけど、人生でたくさんのお金がかかるんだなと思った。ローンは聞いたことがあるけど、知らないことだらけだなと思いました。大人になったらそういうことも自分でやらないといけないのかなと思うと不安になりました。多重債務については中学校でも習ったけど、長い間大変な思いをしなければならないのは嫌なので気を付けたいと思いました。詐欺は、あからさまなものでなければ気づけないんじゃないかと思ったし、友達にも「詐欺にあいそう」と言われたので気を付けなければならないと思いました。お金のことは親がやってくれていて、よくわからないけど、子供にたくさんのお金がかかったり、ローンを組んだりとか、ややこしいなと思いました。クレジットカードも便利だけど、使い過ぎないようにします。

 

 

【B組】

防衛省自衛隊長野地方協力本部茅野地域事務所長・濱嶋智也「防衛省の業務、国際情勢と防衛政策」

世界情勢、日本と周辺諸国との間の問題、防衛省の役割と防衛政策、自衛隊の組織などについて解説します。

《生徒の感想より》

◆今日の自衛隊の話を聞いて、知らなかったことがたくさんありました。私はあまり自衛隊のことを知らず、興味がありませんでしたが、今回の話を聞いてわかったことがあります。まず、自衛隊はいろいろなところで活動しているということです。例えばインフルやコロナの注射の会場、何かイベント活動をしているなどでした。確かにそういうところで見かけます。私は体験したことがないのでわかりませんが、すごく大変なのは想像できます。総合採用案内を見ると楽しいこともあるようで、みんな笑っていて雰囲気も明るい感じで良かったです。2つ目は、動画を見ていて、すごく緊張感があることです。みんな集中して日本を守らなければという圧が、とてもかっこいいです。しかも、戦うだけではなく、他国の情報を集めるために私服でいくということは知りませんでした。「自衛隊は戦いをしたいんじゃない、日本を守るためにあるんだ」という言葉が心にグッときました。これからも頑張ってください。

◆自衛隊の方の話を聞いて思ったことが2つあります。私は、日本は絶対に戦争をしないと言っているのに、なぜ自衛隊があり、戦闘訓練をしているのかと思っていました。正直、戦争をしないのだったら、訓練などする必要はないんじゃないかと思っていました。けれども今日の話を聞いて、自衛隊は戦争をしないため、日本というこの国を守るために活動しているということがわかりました。今日話で自分の中に元々あったイメージが変わりました。2つ目は、自衛隊の人たちははじめは私たちと同じ、生活をしていた人間だということです。はじめから優れている人はいないと言っていました。みんな自衛隊に入ってから訓練を積み重ね、繰り返し繰り返し取り組むことで、できるようになると言っていて、私も自分のやりたいことなどに全力で繰り返し取り組み、できるようになりたいです。

◆今回の話を聞いて自衛隊について詳しく知ることができました。現在は陸・海・空だけでなく、サイバーや宇宙などいろいろな場面があり、いつ始まってもおかしくないのだなと思いました。九州に水陸機動隊があるのは、尖閣諸島関連であり、日本もいつ戦争になってしまうかわからないのが怖いなと思いました。戦争だけでなく、災害も自衛隊の仕事で、ここ最近自然災害が多く、自衛隊に守られ、助けられているのだなと、あらためて思いました。日本国内だけでなく、国際活動もしていることを知りました。海外で災害が起きた際に自衛隊が活動をしていて、世界においても平和のために働いています。また、自衛隊の中にも様々な職種があるのだということを知りました。科も多くあるようです。自衛隊は戦争の訓練や災害時の救助をしているイメージだったけれど、平和のためにいろいろな活動をしていることを知りました。

◆まず、動画を見て、見たことのない機械や訓練などが思っていた以上に激しくてびっくりました。たくさんの作戦(?)があり、訓練している様子がすごかったです。銃器を使う訓練ではなく、災害時の活動の訓練はすごくカッコ良かったです。自衛隊については大まかなことは知っていましたが、全然知らなったこともありました。思った以上に職種があって驚きました。それまでは「休みが少なそうだな」という印象を持っていましたが、動画を見せてもらい、誤解していたなと思いました。以前、自衛隊が舞台のテレビドラマを観ていましたが、ドラマだから緩くしているのかと思ったら、実際楽しそうで、しっかり休みもあるようです。自衛隊の仕事はカッコイイなと思いましたが、それ以上に、自衛隊についての知識が増えて良かったです。

◆軍事的なニュースをよく耳にします。突然来たもの対してスクランブルを行ったり、災害発生の危険に対して即座に対応されている過酷さと、その訓練は想像を絶しますが、そうした日々の努力により、命を救ったり、抑止力として機能している自衛隊にあらためて感謝しなければならないと思いました。また、途上国を支援するなど、国際的に幅広い活動、外交を行い、激しく変動する情勢についていけるように共に助け合う姿勢は、こちらも見習うべきだと感じました。2本目のどうがに顕著に示されていた通り、自衛隊には数多の職業の方がおられ、それによって自衛隊という組織が成り立っていることを初めて知りました。「災害派遣や軍事的な訓練をする」というイメージが強かった自衛隊ですが、今回の講義を通して、私が持っていた情報が多く更新され、また、自衛隊、自衛官の社会的、人間的な部分を新たに発見できたと思います。

 

 

【C組】

信州スポーツ医療福祉専門学校・はりきゅう学科長 藤井栄二 「はりきゅうと社会貢献」

自然治癒力を高める鍼灸技術をスポーツの現場でどのようにいかすかを学びましょう。

《生徒の感想より》

◆私のイメージでは、針だからやっぱり痛いというイメージがありましたが、日本製の特別なケースの中にある針の上にある赤い部分を5回くらいとんとんと叩くとあまり痛みを感じずに針が入るらしいです。実際に担任の先生が針を入れてもらっていましたが、思ったより早く針が入っていて痛くないのかなと思いました。針治療の効果も教えてもらいました。校かは針を入れた所の血液の循環を良くし、痛みを楽にするようです。話を聞いてすごいなと思ったのは、交通事故で頭を打ってしまった人が2年3年経っても治らなかったのが、針を入れてから1週間後に会ったら治っていたということです。すごく細い針なのに2年3年治らなかったのが、そんな短期間で治ったことにすごく驚きました。また、刺さない針もあり、シールに針が付いていて、それでも同じような効果があるそうで、それをもらいましたが、試せませんでした。

◆はりを刺すだけで体の悪い所や怪我した時にだいたいが消えるということを聞いてすごいと思いました。はりも尖っていて、とても痛いわけではなく、しっかり考えられて作られた尖っていないものもすごいと思いました。カバーの力でも痛さが和らげられていて、すごいものだとびっくりしました。実際に針が刺さっているところを見て、とても痛そうだったけれど、少しやってみたいという気持ちもありました。セルフケアでできるツボの紹介、効果などがとてもわかりやすく書いてあり、何か体調で悩んでいる時に押してみようと思います。藤井先生のお話で、知識も増えたし、ツボの押し方などしっかり教えていただき、自分でもやりやすかったです。一つ一つのツボについて、歴史や知識を得、もっと知りたいと思いました。今日はいろいろと大切なお話をうかがいしまた。

◆私自身、ハンドボールをしている中で、怪我をしてはりを刺し、電気を流すこともあり、「なんでこんなに楽になるんだろう」と思うこともありましたが、血液の循環などがよくなるからと理解しました。最初ははりを刺すのも怖かったけれど、全然痛くないのでびっくりしました。また、病院に行かなくてもケアできるセルフケアの話を聞いて、今は肩こりはありませんが、頭が痛くなったら実践してみようと思いました。スマホをよく使うために目が疲れることも多いので良いことを聞いたなと思いました。はりを刺したり、ツボを押すことで何に効くのか、どうするのか、なぜ効果があるのかを詳しく教えてくださってわかりやすかったです。怪我をしてしまうことも多いので、自分が受けている治療がどうして効くのかなどをもっと調べていきたいと思いました。

◆医療系の中でも針について説明を聞いてみた。担任が代表して針をさしてもらっているところを見たが、体験するわけでもないため、血が出そうで痛いのではないかと思ったが、刺激は最初だけで、刺している間は楽な感じになれるようにと血液が全身を駆けめぐっていくことを知った。人によっては効き目が強くて全身が脱力することもあると分かってびっくりした。体の一部分を使い過ぎて疲れが出ても、その一部分のためのマッサージで効かせることもできることも知った。マッサージをする、しないが今後の暮らしにも影響を与えると聞き、気が向いたら少しでもいいからマッサージしたいと思った。針を体の特定の部分に刺すだけで少しずつ調子が良くなるものがあることはすごいことだ。今の時代の医療系は改めてすごいなと思ったので、もっと関心を持って行きたいと思った。

◆私ははりの治療を受けたことがなく、藤井先生が自身の手に針を刺したまま話を始めた時はとてもびっくりしました。はりと聞くと、痛いというイメージしかなかったのですが、藤井先生の実演から、私も2か月ほど前に突き指をし、曲げると違和感があり、少し気持ちが悪いので、まだ続くようだったらはりの治療を考えてみようと思いました。私は肩こりや疲れ目がけっこう出るので、ツボの解説資料を見ながら家で押してみようと思います!シップを足の裏に貼ると温かくなることを初めて知りました。私は冷え性なので今度機会があったらやってみたり、妹に豆知識として話そうかと思いました。また、父がよく力仕事をしているので、ツボを押したり、藤井先生にもらった置き針などを教えてあげようと思いました!今日はありがとうございました。

 

 

【D組】

茅野バス観光・紅谷美奈穂「岐路に立ったときに大切にしてきたもの」

人生は二者択一の連続です。選択しなければならない時に大切にするものとは何でしょう。

《生徒の感想より》

◆観光会社の仕事は営業や事務など、バスガイドだけではないのだなと思った。自分の夢に向かって頑張る姿がカッコイイなと思った。自分の夢が叶っても、その先が大変で、途中で嫌になっても誰にも相談できなかったから、すごく大変だったと思う。自分の夢を追っていたのにいろんな災難に遭うのは、なんだか逆にすごいなと思った。でも、こうした経験をした人の話を聞いたら、いろいろと参考になった。自分の人生は自分で決めることを聞いて、人の意見を聞くのも確かに大事だが、自分の考えを大事にしていきたいと思った。やりたいことがなくて周りの人に「まだ決まっていないの?」と言われることがあるが、決まっていないことが悪いことではないんだなって思えた。今回の話で自信が付いて、これから頑張ろうと思った。

◆茅野バス観光の仕事は観光をサポートするだけでなく、お客様の相談や行きたいところ、見てみたい場所などのリクエストを聞きながら、お客様が楽しく過ごせるように様々なプランを考えて1日、2日でどれくらいいい思い出を作れるかを考えながら最もいいプランを作ったり、インスタグラムを運営したり、どんなプランで観光をサポートしたかなどの事務仕事もある。今のバスガイドという仕事に出会うまでは、キャビンアテンダントに憧れを持っていて、必死に勉強したり、英語の試験を受けた。けれども身長が7㎝ほど足りないだけでキャビンアテンダントを諦めることになってしまった。母親から「空から陸で仕事を目指せばいいんじゃない?」と言われて目が覚めて、やっと今の観光の仕事に就くことができたという、様々な物語があることがわかって、今の自分でもこれからいろいろな出会いがあることに気付かされました。自分の人生は自分で進んでいかないと意味がない。選択はいつものつきもの。わからなくなった時に直感でもいいから選ばないといけない。

◆今回、観光についての話を現在茅野バス観光で働いている紅谷さんから聞いてみて、バスの中でいろいろなことを教えてくれたガイドさんについて、より知ることができて良かった。紅谷さんは最初ドラマでキャビンアテンダント役を演じた女優さんをかっこいいと思い、キャビンアテンダントを目指したということを聞いて、自分が目指したいと思うきっかけがドラマでもいいし、どんなことがきっかけでもいいんだと思った。自分も将来どんな人になりたいのか、どんなに小さなきっかけでもいいから見つけたいと思った。紅谷さんは、バス会社に正社員として入った後、しばらくして会社を辞め、ディズニーのキャストやいろいろなアルバイトを経験し、その経験を活かして、またバスガイドに戻ったと聞いて、いろいろな経験をすることはとても大切なことなんだと思った。自分が亡くなる時にたくさんの人に惜しまれるように思いやりを持つことを大切にしたいと思いました。

◆今日のお話を聞いて私が感じたことは2つあります。1つ目は自分のできることを最大限実行するということです。私はできるかできないか分からないことにぶつかった時、すぐに諦めてしまうことがありました。それは自分でできないと決めつけているから、すぐに諦めてしまっていたんだと思いました。やりたいと思ったことに行動を起こし、最大限やり切ることができれば、そういう場面にぶつかった時に打ち勝てるんだと感じました。2つ目は「なりたい」で終わらせないことです。私にはずっと叶えたい将来の夢があるので、その夢をただの夢で終わらせないように、夢を叶えるには何をどうするか、明確な自分の考えを持ち、行動していきます。どんな辛くても何とかなるし、自分の力で何とかできない時には家族を頼るということも、すごく大切なことだとあらためて感じることができて良かったです。

◆自分は今回紅谷さんの話を聞いて、自分が悩んでいたことのいくつが消えたような気がしました。自分には将来なりたいものはあるものの、周りの考えや意見などを気にしていて、あまり打ち明けられないことが多かったけど、今回のお話を聞いて、紅谷さんは良いこともあったし、大変なことや辛いことをなんとか乗り越え、次を目指すような姿で生きていて、自分がやりたいことを周りの目を気にしてやらないのは、すごくもったいないと感じ、また、紅谷さんが言っていた「自分の価値」が今のままでは下がってしまうと思ったので、たとえどんな困難な壁に突き当たったとしても、「直感」を信じ、自分が悔いなく死ねる人生を作っていきたいと思いました。自分を認め、周りの目を気にせず、夢を具体的に考えて、小さなことでも積み重ねていき、夢を実現させ、大きな価値のある自分を作っていきたいと思いました。

 

 

【E組】

第一生命保険株式会社松本支社・支社課長 小林由佳「ライフサイクルゲームⅢ~生涯設計のススメ」

すごろく形式のゲームを楽しみながら、結婚・住宅購入などのライフイベント、病気・ケガ等のリスク、振り込め詐欺や架空請求といった消費者被害事例等、人生を疑似体験することができるボードゲームを通じて「お金の大切さ」「さまざまなリスクに対する必要な備え」「消費者被害にあわないための必要な知識」等、消費者として知っておくべき知識などを具体的に学びましょう。

《生徒の感想より》

◆今日、ライフサイクルゲームをしました。人生のことについて学び、ゲームを通じて責任ある行動が必要なんだと感じた。結婚や保険、マイホームの購入などでお金がかかるので先のことも考えたい。消費者としての自覚を持ち、商品の適切な購入や計画的な金銭管理ができるようにしたい。また、成年年齢の引き下げにより保護者の同意なく、一人で契約ができるようになったり、自由が増えるという自覚をもっと持ちたい。未成年が保護者の同意なしで行った契約は取り消すことができるが、18歳以降の契約は取り消すことができなかったりするので、自分一人で決められることが多くなる分責任を負うので注意したい。消費者トラブルを防ぐためには、氏名、住所、電話番号や個人情報を不用意に教えないようにしたり、変なメールが来ても無視したり、助けを呼んで家族や周囲の意見を聞いたりしたい。

◆今日の授業ではリアルな人生ゲームをしました。最初は「子どもあり」にすれば、200万円をお祝い金として貰えるので「子どもあり」にしましたが、後々子どもがいるから、高校・大学に入学させるためにお金がかかったり、教材を買うために費用がかかったりしたので、後のことを考えてから決めるべきだと思いました。また、賃貸にするか家を一括で買うかどうかも、手持ち金によって変わると思うので、私は手持ち金が少なかったので、毎年お金はかかるけど、賃貸にしてよかったなと思いました。こういうことは人生ゲームだけでなく、今後の実際の人生でも保険にいるかどうか考えたりすると思うので、今回やったことを活かしていきたい。ゲーム後の話でも、若者が引っかかりやすい詐欺を教えてもらったので、疑うことを大事にしていきたい。

◆保険に加入しなければ支払うお金は発生しないけれど、加入したほうが何かあった時に借金がものすごいことになり、後々困ると思うので、保険には加入したほうがいいなと思いました。家を購入する時は少し迷った。賃貸の方が安く済むが、子供がいたら子供の気持ちとしては一軒家に住みたいだろうなと思い、難しい決断だなと思いました。ゲームだと気軽に遊びながらこれからのことを知っていけるので、人生ゲームでこれからのことを予測しながら遊べるのはとてもいいなと思いました。でも、現実としてすぐに決めたり、どんどん進んでいくのは難しいと思うので、慎重に考えて行動したいなと思いました。年をとってきたら詐欺にも遭いやすくなるかもしれないので、よく考えて行動することは大切だなと思いました。大人になったら悩み事も増えると思うので、いろいろな人に相談しながら最善の道を選択できるようにしたいです。

◆今回の「ライフサイクルゲームⅢ」で、今後の自分の人生について模擬体験することができました。iDeCoへの加入や結婚、子供の誕生、住宅の購入、生命保険の加入など、様々なライフイベントや、保険、金融資産などについて考えることができました。2021年から日本の成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられ、より若い年齢で自分自身の人生の選択を行うことができるようになりました。しかし、若くなったということは、同時にこれからの人生においての知識があまり身についていない状態で成人するということになってしまいます。今回の授業、「ライフサイクルゲームⅢ」を通して、自分の今後の人生においての知識を少しでも身に付けることができました。あと2年後には成人するので、その時、また、その後の人生で今回の「ライフサイクルゲームⅢ」で学んだことを十分に生かしていきたいと思います。

◆グループに分かれ、ボードゲームで遊びながら将来のことをイメージして考えることができるので、効率が良くてとてもよいなと思いました。友達と楽しみながら考えることができて良かったです。保険の加入や結婚、子どもについてや家の購入などは、将来1回は考えることだと思いますが、こうした機会がないと将来をイメージすることはあまりないと思います。ゴールまでは行かなかったのですが、私はボードゲームをやって投資信託の購入と住宅の購入について、めちゃくちゃ悩みました。住宅は将来暮らしていくためにとても大切だと思うのですが、一軒家を一括で購入するか、住宅ローンを利用して購入するか、賃貸住宅を利用するかで同じグループの友達とずっと悩んでいました。今回はゲームだったので簡単に考えていましたが、現実ではそんなわけにはいかないので、将来はもっと慎重に考えなきゃいけないと思いました。

 

 

【F組】

日本FP協会・パーソナルファイナンス教育インストラクター 林由美子「10代から学ぶパーソナルファイナンス」

実際に学校生活の中で直面するお金に関する問題、進学や就職後に必要になるお金に関する知識を習得しましょう。お金を通して社会・経済の仕組みや働くことの意義、税金や社会保険などについて理解を深めましょう。

《生徒の感想より》

◆今回、お金についての講義を聞いて、最近、インフレの影響で物が高くなっている状況だということを実感しました。自分は寮生活をしていて、土曜日・日曜日・月曜日分の食糧を買ったり、日用品を買っていますが、確かに少し買っただけですぐに何千円とかになり、高いと思っていました。だから、節約する必要があると思っていますが、節約だけが大切なのではなく、複利で少ない額でも貯めることがすごく大切だと思いました。複利だと単利に比べて金利が高くつくので魅力的に思えました。また、お金を増やしていくには、流動性、安全性、収益性に着目しながら増やしていく必要があって、簡単ではないと思いました。お金は人生の中でとても大切なものだからこそ、いかに上手く付き合っていけるかを考えると難しいのですが、今回のお話を聞いて、どう貯めて、どう使うかを学べてよかったです。今後に活かしていきたいです。

◆今回、講師の先生のお話を聞き、現在物価がとても上がっていて、実際、私も母とスーパーに買い物に行くと、母の口からよく、「これって、こんなに高かったっけ?」という言葉が出ます。昔と比べて物価がすごく上昇していることを私も感じています。だからこそ、将来のことでお金について不安や心配なことがいくつかあったので、若いうちからお金を貯めたり、どうやってお金を増やせば良いのか、また、安全性や流動性、収益性を考えればいいのか、詳しく説明してくださって、少しずつこの先のことも考えてお金を使って行かなければいけないなと感じました。投資詐欺など、お金に関わるたくさんの詐欺があるので、気を付けながら使っていきたいです。初めて聞く言葉や難しいお金と生活の関係をせつめいしていただき、理解することができました。このお話を大人になって困らないように頭に入れておきたいです。

◆自分自身、最近物価が上がっていることに気付いていましたが、貯金の意識はあまりなくなっていました。しかし、貯金をする大切さに気付くことができました。そして、複利というものがあることを知りました。私は今、お金を貯めて将来に使えるようにしたいと考えているので、定期預金でもアリだなと思いました。お金を増やすために大切なことは、流動性・安全性・収益性だということを学び、今は投資などは考えていませんが、将来に活かせる大切なことだと思うので、覚えておきたいです。その中でも、投資詐欺などが大人になると今よりももっと身近になってくるので、少しでも怪しいと思ったら気をつけようと思いました。特に、自分の身近にもあるSNSを使った詐欺が最近問題になっているらしいので、気を付けたいと思いました。相手からかかってきた電話で、自分の個人情報を伝えるのは、詐欺ということも頭に入れて、言わないようにします。

◆高校になってから高校現代文明論の時間で、いろいろなお金の使い方について学んだけれど、どれもわかりやすく、聞いていてためになるなと思った。特にお金の貯め方にも種類があってこういう状況の時にはこの貯め方がいいということを学べたのが本当に良かった。元々自分は貯金が得意な方ではあるのだが、余ったお金を節約して使うというのが苦手なので、10代のうちにこうしたことを学べるのは、本当にラッキーだなと思った。おそらくこれからも日本の物価上昇は止まらないだろうし、生活も厳しくなっていくだろうから、安全性を重視したお金の貯め方を今からやっても遅くないと思うから、自分の未来のためにやっていこうかなと思った。多分、それだけでは余裕のある暮らしはできないと思うが、今日学んだことを活かして、自分が大人になった時にお金の上手い貯め方、使い方を実践できればいいなと思った。

◆最近、買い物をしていて、どんどん物価が上がっていると感じています。普段は「また物価があがった」と感じる程度でしたが、示された数字で考えると2%ずつ上がっているのかと驚きました。今回のお話を聞いて、お金について全然知らない自分に気付きました。例えば、単利と複利ついてでは、単利で貯めていくと利息合計が6万円、複利は雪だるま方式で約6万5,000円と、5,000円も違うのだと驚きました。そして、金融商品では、流動性・安全性の2つについては知っていましたが、3つ目の収益性があることは知りませんでした。お話を聞いて、私は安全性を選ぼうと思いました。しかし、1つの資産に集中して投資するのではなく、動きが異なる複数の資産に分散投資することで、リスクを抑えることができるのだと知ることができました。普段私たちが使っているSNSにも「元本保証」や「高利回り」などといった言葉を使った詐欺があると知ったので、気を付けようと思います。

 

 

【G組】

諏訪税務署総務係長・総務係長 清水淳史「税のしくみ」

税の種類や使われ方、税務署の仕事、職員採用についてなど、税に関して学びましょう。

《生徒の感想より》

◆私は正直税金に対してマイナスなイメージしかありませんでしたが、今日の清水さんのお話を聞いて、私たちの生活の中で欠かせないインフラ整備やサービスなどに使われていること、また、所得に応じて公平に税金が納められていることがわかって、「公平」というキーワードはとても大事で、誰かが税金を納めるのではなく、みんなで納めるという方がニュアンス的にも合っているし、その方がいいのかなと思った。私は税に興味がないので、何のために納めているのかもわからない状態なんですけど、選挙の時には税を何に使うのかをしっかりチェックすることが大事なんだなと思いました。最後に税理士という仕事は、国を背負っている仕事の一つなので、かなり大変だと思いますが、それ以上のやりがいがありそうで、仕事に興味がわきました。

◆私は税を「無駄な出費」と思っていました。ですが、今日の話を聞いて税金はとても大事で困った時に助かるものだと思うようになりました。私は税の種類について、消費税や所得税しか知らなかったので、たばこ税や入湯税、石油ガス税など、たくさんの種類があり、びっくりしました。日本の借金の状況を見て、右肩上がりのグラフでとても驚きました。返さないといけないけど返せないという状況なのかなと思いました。国税庁の組織を見て、部署の種類がすごいなと思いました。一つ一つはとても大事な仕事だし、この人たちがいなかったら、今、こんなに充実して生活することができていないと思うので、感謝したいです。最初は税金のことについてわからなかったし、いったい何に使われているのか、税を払うことによって、私たちにメリットはあるのかなど、いろいろなことを考えていましたが、清水さんの話を聞いて、税金はとても大事なものということがよくわかりました。ありがとうございました。

◆税に話を聞いて、税にはたくさんの種類があり、生きていく中でたくさん取られてしまうけれど、税金で助けられていることもたくさんあるんだなと思いました。また、国民が、有利な人と不利な人に分かれてしまわないように、累進課税や水平的公平を行っていることがわかりました。消費税は所得の低い人や子供にも、ある程度所得があるにも同じなので、不公平さが出てきてしまうことがわかりました。国民から税金をとっていても、社会のために使うお金が足りずに借金をしてしまっていることがわかりました。国税庁の人々は、税を払っていない人を取り締まり、払ってもらう仕事だと知りました。国税庁にはたくさんの組織と部門があり、各地方に散らばって税に関わる仕事をしていること、脱税している人を取り締まるだけでなく、多くの仕事があることがわかりました。

◆やはり税は取られているという感覚になってしまうが、暮らしの安全の確保のためには必要なことだと思えることができました。税が「取られる」といった感覚になってしまうのは、間接税を払うことによってなのではないかと思いました。ただ、結局は私たちの国・街・生活を守るためになっていると思えます。累進課税は公平に負担できていると思うが、場合によっては平等とは言えないかもしれない。そのようなことを以前にも学びました。そこで、いつでも公平・平等をどうしたら実現できるかを考え続けることが大事なのだと思いました。日本は借金が多いとは知っていたが、グラフを見て、ものすごい額だなと思いました。どうやったら少しずつ返せるかも考え続けるべきなのだろうなと思いました。つまりは税に関心を持つことが大事なのです。脱税による逮捕は、証拠を隠してしまうおそれがある人の場合だと初めて知りました。まだ、少し堅いイメージがありますが、私たちにも関わりが十分にあるので、興味・関心を持って「税」について考えようと思いました。

◆百均で買い物をした際に必ず10円多く払わなければならず、友人は店の名前を「110円均一」に変えろと不満を露わにしていましたが、様々な種類の税金があり、納める場所も違っていたりと、税金を払わなかった場合、大変なことになるだろうなと思いました。所得税のお話では、聞く限りでは、水平的公平よりも垂直的公平の方が平等だと思いました。ただ、水平的公平は高所得者と低所得者で負担が違い、差別化されてしまうというデメリットもあると思いました。借金をめぐったトラブルなどもよく聞きますが、昔からこうだったわけではなく、収入が昔と比べて不足してしまっていることが原因と知って驚きました。中学の公民ではここまで細かいことは学んでいなかったため、知らないことだらけでした。それまでの仕事が合わなくて公務員に転職した方々も多いと聞いて、少し将来への不安が和らいだように感じました。貴重なお時間ありがとうございました。

 

 

【J組】

株式会社エイジェック・大槻竜一「アウトソーシングとは」

アウトソーシングとは、業務の一部を外部企業に委託することをさします。アウトソーシングは企業価値を維持・向上させることを目的としています。その理念や仕組みを理解しましょう。

《生徒の感想より》

◆今回の講義では、アウトソーシングの仕事内容、必要性などについて学びました。恥ずかしながら今回の講義を聞くまで、アウトソーシングについて何も知りませんでした。講義を聞いてそんな職種もあるのかととても驚きました。13種類もの事業展開を行い、会社内でのキャリアチェンジを行うことが可能だったりするところは、今までいろいろな講義を聞いてきたけれど、今までにないとても新しい職種だと思い、とても面白かったです。知識を有した人を補うことができたり、業務効率化や新規事業の立ち上げを楽に行えるなどのメリットにも魅力を感じました。これから自分の将来について考える際、今回の講話を参考にいろいろ考えていきたいです。ロボット甲子園についても新しい考えを得ることができそうで、とても面白そうだと思いました。いつか機会があれば、会場に行ってみたり、実際に出場してみたいと思いました。本日は素敵な講義をありがとうございました。

◆アウトソーシングは、簡単に言えば、いくつかの仕事を分業することではないかと思います。私も初めて聞いた言葉だったので、うまく理解するのは難しかったのですが、アウトソーシングの業界は利益や収益が年々上昇傾向にあり、力や人気が高まっていることを知りました。特にエイジェックという大きなグループは様々な職業を持っており、それぞれの職業がうまく成り立っていると思います。私が特に印象に残った話は、自分が好きで行っていない仕事をしている人や、あるいはこの仕事をやってみたいが、職業を転換して一から始めるのは難しいため、このグループに入れば、職業転換のサポートをしてくれ、好きな仕事をしやすいということです。私も進路を決めるうえでは、職業のことですごく悩んでいます。ですから、このようにサポートが手厚く、様々な制度が整っており、好きな仕事に転換しやすいという点で、エイジェックグループに入ることも視野に入れて進路を考えていきたいです。

◆私は今までアウトソーシング事業の存在を知らなかったのですが、今回の講義を通して知ることができました。昔の日本は終身雇用が一般的であったということも初めて知りました。アウトソーシング事業の魅力的なところは、職種変更をしたい時に、その会社を辞めることをせずに、教育機関で勉強して職種を変更することができる点であると思いました。アウトソーシング事業の仕組みは上手く理解できなかったのですが、個人的に調べてみたいと思いました。また、企業が求める人材は積極性、柔軟性、外向性がある人だと話されていました。私は特に柔軟性・外向性がなさすぎるので、就職活動のためと言わず、普段の生活から少しでも頑張って柔軟性、外向性を高められるようにしていきたいと思います。教育機関で勉強しながらお金をもらうことができるという制度のあるところも良いなと思いました。赤字にならないのが不思議です。いろいろな魅力があり、とても興味がわきました。

◆今日はこのような素晴らしい講義をしてくださり、本当にありがとうございます。今回はアウトソーシングについて教えていただきました。衰退が予想される職種では、1位から15位までは99%を超えていてビックリしました。それに比べて増加が予想される職種は、現代社会において利用されている「インターネット」「IT」などです。企業では、積極性、柔軟性、外向性という3つの観点により人材が求められると聞いた時、やっぱりコミュニケーション能力といものは何よりも大切なものだと考えさせられました。エイジェックグループにはすごく幅広い職種があり、すごく興味を持てる説明で、将来入ってみたいなと思いました。福利厚生がとても良くて本当に社員さん一人一人のことを考えていて誰もが憧れる理想の会社なんだなと、僕は思いました。

◆アウトソーシングについては全然知らなかったが、アウトソーシングを活用することによるメリットが多くあるということを知りました。エイジェックという会社名を聞いたことがなく、今日初めて知りましたが、エイジェックグループは、自分も聞いたことがあるようなところも事業展開していると聞き、驚きました。今後、衰退が予想される職業の1位から15位まではすべて99%を超えているのを見て、とても不安になりました。企業には、積極性、柔軟性、外向性という3つの観点で人材が求められると聞いた時、普段からもっとこの3点を意識していければと思いました。福利厚生もしっかりしていて将来性もあるエイジェックグループに興味が持てました。今日はエイジェックやアウトソーシングについてお話が聞けてよかったです。本日はありがとうございました。