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【家庭科】「成長アルバム」で人とのつながりを確認する

廊下にずらり並んだ掲示板には、可愛らしい乳幼児の写真付きプロフィールが貼り付けられています。 

2年生の家庭科では保育領域を学習中。自分の歴史の原点をA3判1枚まとめ、およそ350名分の貴重な写真とともに、出生時の体重・身長、名前の由来はもちろん、どのような子どもであったかなど、親へのインタビューにもとづく生々しい記事が掲示されています。 

「大切なのは親になった時に『共に育ちあう』ということです。この世に生を受けてから今日まで、一人で育ってきたわけではありません。自分一人で伸びよう、何とかしようとする思いや力があったとしても、それを支えてくれる人々が常にそばにいてくれたからこそ、私たちは育っているわけです。親から話を聞く過程で、生まれてからこれまで、どれほどの愛情をかけてもらっているかを改めて理解し、新しい感覚で親子関係をスタートさせた生徒も多いようです」と担当の田中教諭。 

「成長アルバム」は、毎年一定期間披露され、自分らしさの原点を紹介しあうことにより、自分を取り巻く他者への理解を深めること、自分が親になった時に同じように愛情を注げる人間になることなどをめざしています。