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理数科1年生が蓼科エリアで野外実習

2021年7月22日(木)に1学年理数科を対象とした野外実習を行いました。 

学校からバスで白駒の池~白樺湖~霧ケ峰高原を巡って「白駒の池、白樺湖の水質検査とプランクトン採集、植物観察」をテーマに野外実習を行いました。 

 白駒の池に至るまでの遊歩道でみられる亜高山帯の極相林では、倒木などにより林冠にできる「ギャップ」や陰樹林の中に陽樹がモザイク状に存在する様子などの観察を行いました。白駒の池と白樺湖の実習では、ボートで湖の中央に出て、溶存酸素、電気伝導度、水温、pH、透明度を測定し、プランクトンの採集を行いました。湖畔ではパックテストによりCOD・硝酸イオン・アンモニウムイオン・リン酸イオンなど溶けている物質をテストしました。湖の見かけとCODに代表される溶解している物質との値に違いがあり、湖のきれいさをどの観点で判断すべきか考えさせられました。 

午後には、霧ケ峰高原の植生や踊場湿原の観察を行いました。標高1,550mに位置する踊場湿原は、車山、八島ヶ原とともに霧ヶ峰三大湿原(国指定天然記念物)で、通称「池のくるみ」と呼ばれています。4連休初日でどこも観光客で賑わっていましたが、高原の涼風を楽しむこともでき、地元の自然環境を学び親しむ有意義な実習になりました。