【高校現代文明論】生きるための思想や教養にふれる 1学年「高校現代文明論」①(5/10)
5月31日、1年生の「高校現代文明論」の授業では証券・金融業界や大学・専門学校、国や自治体、地元企業等から講師を迎え、ビジネスや金融リテラシーの育成、企業活動の社会的意義や人間関係の構築などの講義を受講しました。本校では定期的に学問の世界や社会システム、国家行政の一端に触れ、キャリアについての意識形成を図っています。各クラスの講義概要と感想文は次のとおり(講師敬称略)。
【A組】長野県労働金庫茅野支店 支店長・櫛原秀之、マネーライフアドバイザー 主任・青木秀平「高校生のためのお金の授業」


≪生徒の感想より≫
◆私たちが生活する中で、「闇バイト」に引っかかってしまう確率が高いことを知りました。公式サイトに似たURLを開いてしまっただけでも個人情報が漏れてしまうことがあるので、本当に公式サイトなのか確認しながら行っていきたいと思いました。被害に遭わないためにも自分でできることはたくさんあねことを知ったので、気を付けて生活していきたいです。キャッシュレス決済は便利なところありますが、使い過ぎてしまうことがたくさんあるので、事前に決めた額だけ使うなど、本当にその物が欲しいのかをよく考えていきたいです。小遣いやお年玉をもらった時に、すぐに使ってしまうことがあるので、スマホのアプリで管理していくなど、工夫していきたいです。お金を適切に使えるように、いろいろと確認しながら生活し、一度に多く買わないように考えて買い物をしようと思います。
◆闇バイトの怖さを改めて知った。パスワードをしっかり管理したい。キャッシュレス決済を使う時、「お金を使った」という感覚があまりないから、計画を立てて無駄なお金を払わないようにしたい。クレジットカードを使う時も、後々自分に返ってくるので、先を考えてカード決済やキャッシュレス決済を使いたい。フィッシング詐欺や闇バイトなどの犯罪に巻き込まれないよう、甘い言葉に騙されないように気を付けたい。小遣いについて、①お金の価値を理解できる ➁お金を計画的に利用できる ③お金を貯蓄する習慣が身に付けられる、この今日教わった3つのポイントを意識して、将来は安定した生活ができるようにしたい。
◆融資ということは銀行が行うことだと知っていたが、為替という言葉は初めて聞きました。預金を行う際は、お金を大切に保管していると聞き、とても安心できると感じた。また、日本のお金の流れを支えている大役があることを知った。銀行は法立的にお金を数え間違えないので、お金の数え方を練習する必要がある。お札を数える練習をした際、思ったより難しく、自分にはできないと感じた。銀行とろうきんとでは、利益を目的としているか、していないかに違いがある。銀行は知っているし、よく行くが、ろうきんは見たことがないし、初めて聞いた。これからは少し気にして、どこにあるのかなど、調べてみようと思った。自分自身をトラブルから守るために、お金に関する知識や判断力を、今のうちからしっかりと正しい知識を学び、身に付ける必要がある。最近は、闇バイトやフィッシング詐欺の被害が多いので、気をつけること、計画的に使うために小遣い帳をつけようと思った。
◆銀行の役割を詳しく知れてよかった。いろいろな仕組みがあり、複雑でしたが、自分なりに理解できて良かった。普通の銀行や長野ろうきんには、いろいろ異なる点があり、ろうきんが働く人の生活を金融面で応援する金融機関であることを知った。自分も大人になったら、ろうきんを使おうかなと思いました。理由は引き出し手数料が0円で、すごく使いやすいと思ったからです。日常に潜む様々な金融犯罪の話を聞き、自分はあまりお金に詳しくなくて詐欺に遭いそうなので、いろいろな犯罪のあることがわかって良かったです。最近は小遣いをすぐに使い切ってしまうので、使い方についてもいろいろ学べて良かったと思いました。たまには札ではなく、キャッシュレス決済にしようと思いましたが、使い過ぎないように限度を決めようと改めて思いました。
◆ろうきんについて話を聞き、銀行の違いについて理解しました。金融リテラシーについて詳しく知れて良かったです。闇バイトについてでは、「猫=高級車」といった隠語があるなど、将来、金融犯罪には気を付けていきたいと思いました。フィッシング詐欺については、不審なメールやSNSでの個人情報の入力、サイトでは被害に遭わないよう、すぐにクリックせず、きちんと確認することがものすごく大切なことだとわかりました。小遣いについての話では、お金の大切さをしっかりと理解し、管理していきたいです。記録をつけたり、優先順位をつけて買うなど、衝動買いを避けることを忘れずに生活していきたいです。将来はお金と関わることが多くなるので、今回のことを忘れず、トラブルに巻き込まれないようにしたいと思います。
【B組】防衛省自衛隊長野地方協力本部 広報官・山本慎太郎、通信陸曹・堀桂「防衛省の業務、国際情勢と防衛政策」


◆地震の時に自衛隊が活動していることは知っていましたが、世界では海賊がいて、船が乗っ取られた時などに活動するなど、活動範囲が広くて驚きました。日本国内だけではなく、他国でも活動していることを初めて知りました。海上自衛隊の船が護衛船になった理由が「日本を守るための船だから」という理由なのが、すごく素敵に思えました。自衛隊ではプログラマー、看護師、カウンセラーなど、自分が思っていたよりも多くの職種の人が協力して成り立っていると思いました。自衛隊に対しては、ものすごく厳しい世界というイメージがあったので、案外そうでもないことを知りました。休みがしっかりあって給料が安定していたり、いろいろ資格を取ることができるところが、メチャクチャいいなと思いました。今日の話で、自分が思っていたよりも自衛隊はいろいろと充実していると思いました。
◆私は今まで自衛隊は戦争の時に活動する仕事だと思っていましたが、主に国の防衛や災害などが起きた時の活動のほか、たくさんのことを行っているということを知りました。自衛隊の活動は、とてもきつそうで、休みなしで訓練しているものと思っていましたが、しっかりと休みもあり、そこまできついしごとではないこともわかりました。自衛隊と言えば男性の仕事というイメージがありましたが、今回、女性の方のお話を聞いて、男性だけでなく、女性も働けるということにびっくりしました。自衛隊には1つの職種しかないと思っていましたが、たくさんの職種があり、どれも、大変そうですがねとても興味深いしごとだと思いました。今回は貴重なお話をありがとうございました。
◆国家を守るということは地震の時や海賊行為を防ぐためにも活躍していると知りました。自衛隊の任務には大きく分けて3つあり、国の防衛、災害派遣、国際平和協力活動など、思っていたよりもたくさんあり、大変なんだなと思いました。日本を守るための船だから護衛艦ということもわかりました。自衛隊にはたくさんの種類の仕事があり、段階を踏んで成長できるそうです。毎日毎日大変なわけではなく、週末は、しっかりオフ、充実して過ごせるということでした。自衛隊には良いところも悪いところもあるが、楽しいこともありそうです。安定したワークバランス、取り組みやすい仕事だなと思いました。
◆国家を守ること、災害についてはよく知っていましたが、海賊行為や侵略行為の多発していることを知り、国家を守ることの重要さが伝わってきました。数多い自衛隊の仕事チームの中で、特に医療チーが充実していると感じました。私は医療について興味があり、今回のお話の内容が自衛隊も意外と悪くないかもしれないと思い、自衛隊の医療のことや訓練・気養育はどのようなものか調べてみたいと思いました。
◆陸上、海上、航空で、侵略や災害から国を防衛するほか、国際平和協力活動があり大変だなと思った。航空自衛隊はパイロットが最も多いわけではないことを知った。経理や調理師、カウンセラープログラマーなど、たくさんの仕事があるし、休日などオフがしっかりしていると思った。女性の自衛官は少ないけれど、女性だからこそいい部分があるし、メリットあって素敵だと思う。女性であるために男性よりも体力にハンデがあり、やはり、男性も女性も努力することが大切だと思う。最初、厳しい感じだと思ったが、話を聞いてみるとメリットあり、楽しい部分もあるのだなと思った。
【C組】松本少年刑務所 庶務課長・神門良敬、被害者担当官・寺澤渉「法制度における拘置所・少年刑務所の役割」


◆刑務官という仕事にあまり興味がありませんでしたが、きつい仕事だということは伝わってきました。24時間勤務で部屋から出られず、仮眠する時間も十分にない中、ずっと働き続けているの凄い人達だなと思います。刑務所に入ることは、普通に生きていれば、絶対にないからこそ、そこに入ってくる人達は本当に悪い人達ばかりで、監視し続けることがとても大変だと思うのに、それでもその人達の将来のために働き続けてくれている刑務官の人達って、偉大なんだなと思いました。刑務所に長い間入っていると、3食の食事もタダやし、作業の報酬がもらえ、そのお金で刑務所内で物を買えるので、不便な生活ではないことに、とても驚きました。最初は何もできない、十分な食事もできないところだと思っていました。受刑者はそれに頼らず、自分の力で生きていって欲しいなと思いました。
◆今まで刑務所について、こんなに詳しく話を聞くことがなかったのでよかった。最初の自分の刑務所についてのイメージは、「ずっと部屋にいて1日終わるかな?」と思ってたが、全然違っていてビックリした。刑務所に入っている人たちも、しっかりと規則正しい生活をしていて、仕事もしていますが、出所した後に仕事に就けない、家もないとイメージしていたが、その部分もすべて支援をするとなっていて安心した。バランスよく食事のメニューが立てられていていること、刑務官は24時間見回りしているなど、すごいと思った。改めて普段絶対に聞くことができない話が聞けてよかったです。
◆刑事施設とは何なのか、どういうところで何をしているのかを教えてもらいました。刑務官に就くことは東大に合格するよりも難しいとされていることにびっくりしました。それに合格した方々はとてもすごいと思います。自分は絶対に悪いことをしないと思っていても、突然魔がさすことのないように、日頃から気を付けていきたいと思います。今まで自分は進路に迷っているが、自分も周りから「すごい」「尊敬します」「ありがたい」と思ってもらえる仕事に就きたいなと思いました。どれほどこの仕事が大変で大切なのかを改めて考えることができたのでよかったです。
◆今日の話を聞いて、刑務所の生活は思っていたよりもきちんとしていて、毎日3食の食事が付いたり、寝る場所もあり、社会に出た時のための学習をしたりと、刑務所に入っている人たちは、きちんとした生活を送っていることがわかりました。しかし、施設や環境が整っているので、出所した後の生活のほうが苦しく、また刑務所に戻ってきてしまう人がいると聞いて、とてもびっくりしました。刑務官の方の1日の仕事の流れなどを聞いて、24時間勤務はとても大変なことなんだろうなと思いました。普通の人では対応しきれない人たちを相手にするには、ずっと気を張っていなければなりませんが、他の仕事に比べて給料が高いと言っていた理由が、今日の授業で理解しました。
◆意外に再犯率が高くて驚いた。罪を犯した人は誰でも入ることができると思っていたが、入るまでに条件を満たすことが必要で、難しいんだなと思った。やっぱり刑務所や少年院で働いていると、殴られたりして大変だなと思った。刑務所や少年院は厳しいところだ、自由ではないと思っていたが、再犯率が高いということは、刑務所のほうが無料で楽だと思うらしい。刑務官という仕事は大変な仕事だから、普通の公務員よりも収入が12%上だとのことです。松本刑務所は寒いとよく聞くので、罪を犯してお世話にならないようにしたい。
【D組】農林水産省関東農政局企画調整室 企画官・秋葉信夫「日本の食糧と農業」


◆国内で作られている食料は米が最も多かったのですが、米以外のものは、ほぼほぼ海外から輸入した食料が多かったので驚きました。現在は昔に比べて食料自給率が下がってきていることで、生活をしていけないことはないが、下がってきているこの状態が本当に良いのか、悪いのか、農林水産省の中で意見が分かれていることを知りました。自分は、考えたこともないことでしたが、話を聞いて「どうなんだろう」と考えることができました。私が最も驚いたことは、畜産物1㎏を生産するのに必要な穀物の量がとても多いことです。特に卵を生産するのに必要な量は3㎏も必要だということに驚きました。さらに、現在、価格が高騰しているため、飼料や肥料の価格が上がり、海外から輸入している肥料などが買いにくくなるという事態が起きています。農業で生活する若い人が減り、お年寄りが増えてきているため、今後の自給率はますます下がっていくと思います。
◆私たちが食べているお米や卵は、ほぼ国内産!!カロリーベース総合自給率は38%、残り62%は輸入しているから、日本は結構輸入に頼っている。国土面積の小さい日本は、国土面積の大きい国から輸入している。お肉を作るために、エサの穀物はその何倍も必要となる。戦争や異常気象で不作になると、自国民を守るために輸出してくれなくなるので、輸入に頼る日本にとってはピンチ!!ニュースでよく聞く鳥インフルエンザは、感染力が高いため、一定の期間輸出できなるので、これもピンチ!!生産者の高齢化や田畑の面積も減ってしまっている。今はスマート農業というドローンで農薬を撒いたり、収穫してくれるロボットなど、AIを活用した農業が取り入れられている。温室効果ガス削減のシールが貼ってある作物を買うようにしたい。食べ残しをしないよう心掛けたい。国産のものを多く食べることで食料自給率を1%でも増やしたいと思った。
◆毎日食べる食品の多くが海外からの輸入品であることがわかり、同時に日本の食料自給率が年々低くなっていることに、少し心配になりました。海外の貿易国との関係が悪化したり、輸出を止められた場合、現在の食料自給率では食料が不足するということを考えました。テレビで見たのですが、日本人が捨ててしまう食料は、おにぎり1個分だと知ったので、食べきれる量のご飯を買いたいと思いました。世界人口が年々増加している中で、食料に対する不安なことが多くあり、安心安定した食料が得られないことが今の日本でも感じられて、毎日のようにお米関係の話を聞くたびに、他人事ではない身近な話だと感じることが増えました。食料を育てる生産者さんが減っていることから、日本の農業は若者や機械が支えていくべきだと思ったので、これからの技術の進歩がもっとも速くなるといいなと思います。今後はもっと農業に関心を持ちたいと思いました。都心や建設物が多くあるところでは、なかなか作物を育てる場所がないと思いますが、長野県のような土地が広くあるところでは、野菜を家庭で育てると、食料不足に対して少し抵抗することができるかもしれないと思いました。今の自分にできることで食料不足の進行が弱まるといいなと思います。講義はすごく勉強になりました。ありがとうございました。
◆米以外では生産量が少なく、小麦はほぼ輸入に頼っていることや、総合自給率が年々下がっていることを知りました。これからは世界人口がどんどん増えていくため、食料自給率を上げていかないといけないが、地球温暖化や肥料などの価格高騰により、食料自給率を上げにくいようです。農業従事者の平均年齢が高く、人数が減少しているため、1人あたりの農地の面積が増えてしまいます。農家の人数を増やすためにスマート農業を取り入れ、無人で動くトラクター、農薬散布のドローン、持ち上げ作業を楽にするためのパワーアシストスーツなどで、課題を減らしていることを知りました。
◆僕は農林水産省について勉強して、いいことを学べたと思います。まず、日本で多く生産されているのは米で、小麦はアメリカで多く生産されるなど、高い生産物は国や地域によって異なります。国内で生産されている食材の割合です。日本では米が99%、海藻類は67%、小麦は15%であることがわかりました。地球温暖化や価格高騰、鳥インフルエンザなどの問題についても教えてもらいました。また、農業に水や農薬を撒くドローンや無人で動かせるトラクターを使っての農業が進められるよう、挑戦していることを知りました。他にもリモコン機による除草や、ロボットを使った収穫について挑戦していることを知りました。農林水産省について、いろいろと知ることができました。
【E組】明治安田生命保険相互会社松本支社諏訪湖営業所 宮坂由美、櫻井美香「『人生100年時代』を生きる子供たちに伝えたいお金のこと、保険のこと」


◆今回の講話を聞いて、契約とお金のことについて何も知らなかったことがわかりました。私たちはもう16歳、2・3年後には成人になってしまいます。18歳になったら、自分自身の将来について自分で考えて決めることになり、難しい契約やお金の問題がたくさん出てくるので、関連情報をしっかりキャッチしていくことが本当に大切だと思いました。私は高校を卒業したら、がっつりとバイトを始め、スマホの契約を自分で行っていきたいと思うので、この話を聞くことができてよかったです。様々な契約を自分で行っていくうえで、何らかのトラブルに巻き込まれないよう、考えて契約してしたいと思います。
◆僕はお金と保険の話を聞いて、お金は使い方を間違えると、いろいろなトラブルが起きることを知った。もっとお金のことについて知識を増やし、トラブルを起こさないようにしていきたい。また、将来のためにお金を貯えたい。保険は自分が事故を起こしたり、事故に巻き込まれた時に備えて加入しておきたいと思います。自分は高校や大学でお金をたくさん使うことをよく理解していなかったので、もっと親に感謝していきたい。キャッシュレス化が拡大している中で、自分とお店にメリットとデメリットがあるので、その点をしっかり理解して社会に出たい。将来、いい会社に就職し、高い給料をもらい、いい生活ができるよう、もっと勉強を頑張りたい。今日の話はわかりやすかったです。ありがとうございました。
◆今日の講義を通して、契約やお金・保険など、これから社会で生きていくうえで必要となる知識を学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。特に印象に残ったのは、2022年から成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、自分一人で契約ができるようになったという点です。親の同意が必要だった契約も自分の判断で行えるというのは、一見すると自由ですが、そのぶん責任も大きくなるのだと実感しました。クーリング・オフ制度のように、消費者を守る仕組みがあることも知り、契約や買い物をする際には、知識を持って判断する力が大切だと感じました。また、お金の働きが密接に関わっていることがよくわかりました。普段何気なく使っているお金が、家庭・企業・政府の間でどのように循環しているのかについて知っておくことで、社会全体の動きに対する理解が深まりました。さらに、保険やリスクについての内容からは、人生には予測できない出来事が多く、それに備えることの重要性を学びました。保険と貯蓄の違いや、それぞれのメリット・デメリットを比較することで、自分に合った備え方を考えるきっかけになりました。今回学んだことを通して、今後社会に出ていくために、知識と判断力をしっかりと身に付ける必要があると改めて感じました。この学びを将来の生活に活かしていきたいと思います。
◆お金と保険について学んで、今からお金を管理することや職業について考えること、巻き込まれるリスクを考えることが大切だと感じました。現在SNSが発達し、私たちの年代は、ひっかかりやすい情報があるので、惑わされないように見分けることが大切だと思いました。また、キャッシュレス決済が主流になってきていますが、使い過ぎてしまうことのないよう、いくら使ったかなどを把握して使い過ぎることがないように気を付けていきたいです。将来に向けて保険のこと、経済のしくみなども知っておくようにしていきたいです。将来を視野に入れて今回学んだことを活かして、嘘の情報に引っかからないように見極めること、保険について考えて生活していきたいと思います。
◆今回のお話で、お金のこと、保険のことを知ることができ、とても勉強になりました。私は、お金はどのように動いているのか、わからない部分がありましたが、収入と支出のバランスを考えながら管理することが大切だということを学びました。バランスを考えて生活している両親はすごいなと思いました。私も金銭管理をするために、今からでも遅くないので、1か月の小遣いについて支出をしっかり管理できるように記録をつけようと思いました。また、2年後には自分の名前で契約することができるようになるので、儲け話系や定期購入系のトラブルに巻き込まれないよう、慎重に判断できるようにしたいです。また、保険の仕組みを知ることができたのでよかったです。今回のお話を意識しながら、これからの生活につなげられるようにしていきたいです。
【F組】国税庁諏訪税務署 署長・鈴木康司、会計係長・小林礼於「税のしくみ」


◆税金のしくみや国税庁、財務省について、よく知ることができました。中学で習ったないように加えて、実際にその職に就いている視点から、さらに詳しく、細かく解説してくださったので、とてもわかりやすかったです。日本という国の現状を知り、借金や負担を減らすために何ができるのかを考えていきたいと思いました。社会保障や国の借金と税金のバランスが難しく、行き詰りつつあることがわかったので、次の世代が苦しまないように、税金についてもっと調べていきたいと思います。私は国税庁や財務省についてよく知らなかったのですが、組織から概要まで詳しく知ることができ、とても興味を持ちました。仕事内容や研修制度、目指せる資格や初任給まで知ることができました。これからの税制のありかたを自分なりに考え、自分が主権を持ち、自分で決定できるという意識を持とうと思います。
◆今日の話を聞いて、財務省が日本や自分たちの生活にとってどれほど大切なものかを理解することができました。特に税金の話を聞いて一番心に残りました。今まで買い物をする時に、「税金がなければ、もっと気楽に買い物できるのに」と思ってしまうことがありましたが、それも含めて自分たちたちの生活や日本の経済の支えになっていることを知り、税金の見方が少し変わりました。自分たちが今、日本で楽しく安全に生活できているのは、今日お話ししてくださった財務省関係の方々がいるおかげでもあるんなだなあと、改めて実感することができました。お話を聞いて、とてもやりがいのある仕事だということがわかりました。仕事内容や人間関係の面でも、とても楽しそうな仕事だなと感じて、今後自分も人を楽しませるような職に就きたいと思いました。
◆中学校で税について学んだことがあり、作文も書いたが、ここまで詳しく税について学べて、本当によかったと思う。税金の種類を聞いたことがなくて、直接税と間接税の違いがわかってよかった。所得税は知っていたが、生活に90必要な場合、負担感に差が出てしまうのは知らなかった。税金を納めない人がいると、公平に負担することが難しくなり、大変なんだなと感じた。日本の借金の状況を見て、返済するまでに何年かかるのか気になった。各国税局の管轄地域の地図を見て、国税局はあらゆる場所にある。職員の転勤の話をでは、税務署員になったら、引っ越しの回数が多いのかと気になったが、中心の部分にいれば、あまり引っ越すことがないらしい。税務署の仕事はどんな様子なのか知りたいと思った。
◆今回の授業を聞いて、税に関わることや税務署がどんな位置で何をしているかということを学ぶことができました。もともと僕は中学生の頃に税について学ぶ機会がありました。そこでは直接税や間接税について学びましたが、今回の授業でさらに税のしくみについて理解を深めることができました。また、今の日本がどのような状況にあるのかについてもはっきりしました。自分も今税務署入ったら楽しめそうだなと感じました。授業をしてくださった署長さんが元気で、とても優しそうな人だからこそ、最後まで聞けたのではないかと思います。今の自分は将来の夢をまったく決めておらず、このまま学校を卒業してなんとなく生きて過ごすのではなく、税務署というこれまで何の関わりもなかった仕事も楽しそうと感じさせてくれた方々に感謝です。わかりやすく、詳しく教えてくださり、ありがとうございました。
◆税金について最初に自分の身近な買い物や、学校に通っていること、知らないうちに支払っていることを知ることができてよかった。国の税金は、買う時に支払う料金が上がるのはなぜかと思っていたが、救急車や消防車の出動にも使われ、お金があるないに関係なく、この国に住むすべての人々に平等であることを知って、本当にすごいと思った。また、そうしたお金についての決まりがある中で、借金を抱える人たちが最近増え続けていることや、少子高齢化社会で高齢者に対するお金を多くの人でまかなうか、その一方でそのお金がなくなってしまうという問題も起こっていることを知ったので、今からでも学生で学んでいる私たちが真面目に勉強し、国の将来について深く考えていかなければいけないと思った。これからは私たちは現在起きている国の様々な問題、政治に関して興味を持ち、しっかり学びたいと思った。
【G組】牛山会計事務所 所長・牛山浩一「税理士・会計士の使命と社会的役割」


◆本日は大切なお話をしてくださり、ありがとうございました。僕は今日まで税理士という職業をまったく知りませんでした。話をお聞きして、税理士になるには業界にいないと受験資格ももらえないし、受けても合格率は10~20%と聞いて、とてもなるのが大変な仕事だと感じました。しかし、税理士になることができたら、働き方は自由で、一人ひとりに合った働き方ができて、給料も少し良くて、税理士はとてもよい仕事だと思いました。個人的に驚いたことは、何かあれば国税庁に言われてしまうところや、お金を他人に一気に渡すと税金がかかることなど、いろいろ初耳でかなり驚きました。税理士という就くのが大変仕事に就いていること、とても尊敬します。
◆税金のことについて、以前よりも深く知ることができた。1つ目は士業について。弁護士、公認会計士、税理士、行政書士、どれをとっても仕事の内容・分野・活動する場所は違うが、弁護士は公認会計士、税理士、行政書士になることができ、公認会計士は税理士、行政書士になれることを知り、士業として一つのまとまりになっていることを知った。同じ士業のまとまりであるので他の資格もとったが、別の分野で働くことや、自由度が高いことを生かし、自分で経営するかしないか、個人でやるか人を雇うか、それぞれ自由に働くことができる。税金についての知識を得ることもでき、身の回りに存在する税、消費税の中でも10%と8パーセントがあることなど、知識を深めることができた。
◆私は「税理士」という職業は、政治家などと同じように遠い存在だと思っていたので、本日お話をお聞きして、少しだけ身近に感じることができました。実は家でも、先日、積立NISAのことが話題にあがりまして、私はその話を聞いても正直難しくてよくわかりませんでした。中学の時にあった租税教室でも外部の方がお話をしてくださいましたが、理解にとても苦しみました。「税」と聞くだけで「それ、わかんないんだよな」となってしまうほど、複雑な存在でした。ですが、本日のお話を聞いて、「あれ?税の話って、こんなにおもしろかったっけ?」と思い、税について、とても興味が沸きました。また、行政書士に対してとても関心が生まれ、進路の一候補となりました。知らないことがたくさんだっけれど、とてもわかりやすく、面白さ満載で、とても楽しく学べました。ちなみに税理士し行政書士は、何をしている時が一番楽しいですか? 本日は貴重なお話、本当にありがとうございました。
◆小・中学生の頃から税金について少しずつ勉強したり、「税の作文」を書いたりしていたから、身近なものになっていましたが、税理士という仕事について詳しく聞いたのは初めてだったので、初めて聞くことばかりで新鮮に感じました。大人になると、今よりも税金というものが身近になってくると思うので、「難しいから知らなくてもいいや」ではなく、自分のためになるので少しでも多く知識をつけておこうと思いました。税に関する業務は、税理士の独占業務で、個人で手伝ったりすることはできないということも初めて知りました。国家資格を持つ仕事をすることは大変で、厳しい仕事なのかなと思っていましたが、もらったパンフレットを見た時に、税理士として働いている方々が、やりがいのある仕事と言っていて、少し興味がわきました。初めて知ることばかりで、多くの知識を得られた1時間でした。
◆税理士という仕事はどんな仕事をしているのか知らなかったので税の相談を受けたり、計算していることを知りました。また、税金について知識を広げることがでた。たとえば、家で食べるものは高級でも税率は低くなるということがあったり、お小遣いをまとめてもらってしまうと税金がかかるということなど。税金は私たちの暮らしに関わるものだから、しっかり学んで知識を広げられたことで、これから少しよい生活ができると思えた。また、競馬の払戻金などを申告しなかったり、自分が税金の知識をつけた時に、計算してあげたりすることは違反行為となるので、気を付けていきたいと思った。税金のことは政治家が決めるということを改めて感じたので、選挙権を持った時にはしっかりと政治家を選んでいきたいと思った。
【J組】株式会社三井住友銀行諏訪支店支店長・稲葉亮、お客さまサービス課 課長・宮﨑雅史「資産運用、金融リテラシーの基礎」


◆未来にはどんなことが待っているのか、考えただけではわかりません。人生の「3大資金」と言われている「住宅資金」「教育資金」「老後資金」は、必ずと言っていいほど、未来に必要となるお金です。ライフプランを考えた時に、ライフイベントと収支曲線のグラフを見てみました。20代から40代までは収入曲線が支出曲線を上回っていますが、50代頃から支出曲線が収入曲線を上回るようになります。要するに赤字家計になり、想定外の収入減少や支出増加が見られるようになります。それを乗り越えるために今から資産運用をすると良いようです。資産運用の中に投資がありますが、投資は大きな利益を得られる可能性があるが、損するケースもあります。私は、投資ではなく貯蓄をしたらいいのではと思いました。元のお金が減る心配がないので、安心だと思ったからです。未来はまだよくわかりませんが、今からいろいろ考えていきたいです。
◆今回のお話を聞いて、これからの人生においてもっとお金がかかってしまうことや、具体的にどのようなライフイベントでお金が必要なのかがわかって良かった。ライフイベントで使われるお金は、どれも大きなお金で貯めるのが大変だったり、人によって金額の変化があるから、貯金することを考える必要があるなと思った。貯金はコツコツ貯めていくのが大切だと改めて感じ、自分はすぐにお金を使ってしまう性格なので、将来に向け、もう少しお金の使い方を考えていきたいなと思った。NISAは聞いたことはあっても、どのようなものなのかを知らなかったが、投資ゲームを通して貯金以外でのお金の貯め方について知ることができた。また、投資は、いつ投資すれば利益が出るのか、状況を見るのが、とても難しいなと思った。人生においてお金はとても大切なものと感じたので、今のうちから使い方など、学んだことを生かしたい。
◆今回のお金を聞いて、自分が将来、住宅を購入したり、結婚、子育て、教育、老後の資金まで見越して、成人した時から貯蓄しておくことが大切だなということを改めて知ることができました。投資では一挙に投資するのと、少しずつ投資することによってリスクを減らしたり、日本の状況、自分の会社の状況を見たうえで判断し、行動しなければ、投資で大失敗することもあります。今日の投資ゲームで自分が投資する側に立ってみましたが、会社や世界の状況などを見ないと、株価も生き物のように滋養毛していたので、投資するタイミングを見極めるのが大変でした。これから大人になり、資金をどんどん集めて、もしかしたら投資をすることがあるかもしれませんが、今日学んだ知識を生かし、お金との向き合いを大切にしていきたいです。
◆今回は投資についSMBCの方に教えていただきました。投資にはいくつか種類があり、分散してリスクを軽減させる分散投資や、ドルコスト平均法を用いた積立投資など、自分の状況に合わせて自由に投資できることを知りました。また、金融商品にはいろいろなリスクとリターンが、それぞれに付いて回ることもわかりました。「安全性」「収益性」「流動性」の3つの性質を持っていて、それらすべてがそろっている金融商品がないこともわかりました。投資をする時には「長期」「分散」「積立」を1番に考えることが大切で、将来についてよく考え、行動しようと思いました。また、最後に行った投資体験ゲームでは、収益性のないタイミングで株を買ってしまい、稼ぐことができず、とても悔しかったです。今後投資することがあったら今回のことを生かしてみたいと思いました。
◆私は「将来に備えるお金の話」を聞いて、改めてお金の大切さを学びました。今までお金について詳しく調べたことはなかったのですが、人生のイベントなどで使われることがわかり、もっと詳しく調べてみたいと思いました。一番印象的だったのは、ライフイベントと収支曲線についてです。支出曲線が一番盛り上がところは、子供の独立のところで、私も高校を卒業して独立する時に、たくさんのお金がかかると思うので、節約をしたり、お金を使わないように意識していきたいと思いました。両親とお金の話をしている時に、「投資」という言葉が出てきて、その時はまだ投資に興味がなかったのですが、今回の話を聞いて、どんなところに投資しているのかなど、詳しく知りたいと思いました。将来、お金を使う時にはよく考えて、困らないように計画を立てていきたいです。この話を友人や家族に話して、お金の大切さをより理解していくことができたらなと思います。