この花には要注意 イヌサフラン
鳥や動物が運んで来たのでしょうか、キャンパスの片隅にひっそりとイヌサフランが咲いていました。イヌサフランは多年生の園芸植物で、秋になるとピンク色のサフランに似た花が開きます。春になると葉を伸ばしますが、夏になると枯れ、ヒガンバナと同様に花が咲くときには葉はありません。球根は直径が3~5cmで寒さに強く、何年でも花をつけますが、この植物全体に「コルヒチン」という猛毒を含んでいるため注意が必要です。葉や球根をギョウジャニンニクと誤認して食べ、食中毒にかかる事故が起きています。「コルヒチン」は加熱調理しても変わりません。眺めるだけにしておいたほうがよさそうです。
