【グローバル&サイエンスコース】付属浦安、付属市原望洋と共同調査 信州大の特別講義も 第1日
21日から23日にかけて、1年理数科生徒と付属浦安高校・付属市原望洋高校(ともに千葉県)による諏訪湖の水質や生物について合同調査を実施しました。この企画は付属高校間の科学教育交流、理系学部進学後の実践的研究手法などを高校段階で早期習得することを主な目的とする「Science Meeting in SUWA」(通称SMS)として定期的に開催されてきました。コロナ禍においてはオンラインで研究報告を行ってきました。
初日の21日は信州大学理学部・宮原裕一教授から、諏訪湖の水質についての歴史的変遷やCOD(化学的酸素要求量)の検査方法、「諏訪湖の水質の変遷とその歴史」と題した事前講義を受けました。過去40年間の諏訪湖の水質変化を様々な数字的観点からお話いただきました。「諏訪湖は汚い」「最近はきれいになってきた」「最近はヒシが問題」「アオコ」「地球温暖化」など、ニュースや新聞で見聞するキーワードについて、データを追うことによって体系的に観ることができました。
「工事=環境破壊というイメージがあったが、実際は工事によって水質が改善されている事実があることを知った。浦安でも多くの工事が行われているが環境のために必要な工事もあるのだなと思いました」「ヒシの増加が現在問題になり大量に刈っているが、それがまた新たな問題を生んでいるのではと感じました。今日得た情報を元に、明日の調査で環境問題について理解を深めたい」「諏訪湖の花火を毎日のように行っているが、それは水質と関係あるのか?」「温泉と諏訪湖の水質は関係性があるのだろうか?」など、参加生徒の関心は高まったようです。