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【1学年】生きるための思想や教養にふれる 「高校現代文明論」7/8

8日、1年生の「高校現代文明論」の授業では、創立者と学園の教育理念を学んできました。今回から証券・金融業界や大学・専門学校、地元企業等から講師を迎え、クラスごとにビジネスや金融リテラシーの育成、人間関係の構築などの講義を受講しました。キャリア教育のスタートとして、定期的に学問の世界や社会システム、国家行政の一端に触れ、キャリアについての意識形成を図っています。

 

 ■講義概要(敬称略)

 

【A組】松本大学教授・室谷心「情報とマルチメディアの話」

相手に伝えたい思いが情報で、それを伝える手段がメディアです。マルチメディアは文字だけでなく音・絵・動画など五感にうったえるいろいろなやり方で、手を変え品を変え気持ちを伝える手段です。味も香りもあれば、肌触りや脳波まで使えます。いろいろなコミュニケーションを考えましょう。

〚生徒の感想より〛

◆「情報」とは、世間に転がっている噂みたいなものだと思っていたが、言葉だけではない人と人とのコミュニケーションであるということに目から鱗と言うか、しっくりきた。眼が悪くてメガネが嫌で、0.02、3くらいの視力で授業の時だけ眼鏡をかけ、普段はほぼ裸眼で生活するというのを中学校まで続けていたが、高校に入ってコンタクトデビューし、度の強い眼鏡を作ったら、度が同じはずなのにコンタクトと眼鏡では物の大きさなど、見える世界が違い、物の本当の大きさがわからなくて混乱したが、人によって見えている世界が違うことに気づいてから、色彩も同じで、人によって色の定義は違うから、人と違って見えるということが個性であると思った。赤外線は、この世の中からたくさん出ていると聞いて驚いた。いろんなものに多用されていて、人間からも発せられることがあるという身近な存在であると知り、興味が湧いた。


◆今日の高校現代文明論の講義では、情報や色やセンサーのことを学びました。人間に5つの感覚器官があることや、何気ない時に受け取っている情報、センサーなど新しく学んだことが多かった。その他にも人によって違う色の見え方があったり、感覚があったりすること、人間は普段の生活の中で気づかないうちにたくさんの情報を取り入れていることを知りました。また、赤外線や紫外線の学習もした。人間の目には見えない赤外線を今日初めて見ることができました。赤外線はスマホなどとても身近なところにあります。普段見ることのできない赤外線を様々な方法で見ることができて面白かった。情報というものは伝わる意味だということを知りました。普段の生活において無意識に取り入れているもの、受けているものが何かがわかってとても興味が湧きました。今回のお話がこれからの役に立つと良いなと思いました。

◆マルチメディアについて室谷心先生の講義を受けました。情報とは意味が伝わること、誰かが誰かに話をするなどが情報なのだということ、情報の伝え方は様々あり、言葉、味、文字、記号、ブザーなど様々なコミュニケーションで伝えることをマルチメディアということなど、様々なことを学びました。情報は人間の五感の刺激によってセンサーが反応して伝えるが、人間は脳で色などを調整してしまうため、伝えたいことがうまく伝わらないということがわかりました。これからは「だからそう言ったじゃん」とか言わずにコミュニケーションを上手にとっていきたいです。リモコンなどに使われている赤外線が映らないように加工されており、このようなに目に見えないものでも情報が伝わっていたり、いろいろなところで情報といものが働いているということを学びました。

◆日々の生きていく中で必要なコミュニケーション。相手に伝えたい思いが情報であり、それを伝える手段がメディアである。その伝える手段であるマルチメディア。伝える手段は言葉だけではないこと、目は色を認識した後、脳で調整してしまうということ、色の錯覚によって認識の違いがあるということ。赤外線はカメラで見ることができ、一番と驚いたのは、スマホの顔認識にも使われていて、それを実際に見ることができて面白かった。今の時代、実際に会い、コミュニケーションをするのでなく、近くても遠くてもいつでも何かを伝えることができる時代であり、その中で変わっていくことと変わらないことがあると思い、時代に合わせたマルチメディアの進歩があるのかと思った。

◆今日の講義での、特に「センサーの限界とアナライザーの癖を強調したマルチメディア論の勧め」という話では、情報や色について考えることができた。「情報とは何か」と聞かれた時に、自分の中では「人から言われたことを相手(みんな)にも伝える、授業で先生から教えてもらう」などと思ったが、実際は何かが伝わり、それが意味となり、その意味が変わることで情報になることを知ることができたのでよかった。「意味を伝える、受け取るコミュニケーションの伝え方」として、言葉・文字・記号以外にもブザー、肩を叩く、見つめ合うなど、自分の考えていた以上に種類があったため、これからの日常生活に生かしていこうと思った。また、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のことを人間の五感と言い、それぞれセンサーとしての感覚器官分析をするために脳がある。人間は脳で調整されているため、一度感じたことはずっと感じてしまう。いろいろなことについて考えられてよかった。

 

【B組】松本大学教授・金子能呼「マーケティングの楽しみ方」

よく売れている商品や人気のあるお店は、マーケティングの成功例です。講義では具体的な事例からマーケティングの解説をします。ぜひマーケティングを身近に感じ、役立てていただきたいと思います。

〚生徒の感想より〛

◆今日はマーケティングの楽しみ方について学習した。自分は初めてマーケティングと聞いて難しそうなイメージを持っていたが、講義を受けてマーケティングに対する印象が変わった。コストコなどの話では、今までに聞いたことが話を聴くことができて良かった。4Pの話では、いろいろな場所や物事に力を入れていると感じたし、コストコが力を入れているところなど、自分が知らないところで努力していると思った。これからマーケティングを学習してみたいなどと、少し魅力を持つことができたし、マーケティングの楽しみ方が今回の授業で理解できたところがあったので、これからじぶんが生きていくうえで、大切なことだと意識して暮らしていきたいなと思った。最後に、今回金子先生から教えてもらったことは、自分のためにもなり、他のことにも影響があることだと思うので、これからもマーケティングを意識していきたい。

◆今回の授業で初めてマーケティングがどういうものかを知りました。これまでは「マーケティング=お金」というイメージでしたが、良い関係を築く活動なのだということを知り、抵抗がなくなりました。マーケティングの例としてコストコが出てきましたが、安い商品から2千万円ほどの高額商品があり、皆が欲しいと思う商品やビッグサイズのもの、商品も1種類だけのものなど、一流メーカーの商品を集めているところから、他のスーパーと比較して買い物の楽しさと快適さで選ばれる理由があるんだなと思いました。また、返品、解約もできるということで、安心して使える点がポイントだとも思いました。今回の授業を受けたことにより、コストコに行ってみたいと思いました。また、松商短大に入学してマーケティングについてもっと学んでみたいと思いました。進路の選択肢にも入れたいと思います!聴いていてすごく楽しかったです。本日はありがとうございました。

◆マーケティングとデ・マーケティングで売る側と買う側の関係を良くする活動だということを初めて知りました。マーケティングの4Pをコストコで例えていただいたので、とてもわかりやすかったです。コストコは買う側が求めていそうな物や事を上手く作り上げていてすごいなと思いました。話を聴いていて一番面白いなと思ったのが、商品を買いに行くたびに、商品の位置が変わっていて、探すために歩かせて、必要としていた商品以外のものを見せるやり方です。賢くて印象に残りました。他にも4,000アイテムの商品が、様々な価格だったり、一流メーカーの品が多いことかせ回転率が高い理由なんだと思いました。マーケティングの意識があるなしで店の儲けの違いをよく知ることができたし、相手が本当に何が欲しいのかを見る観察力が必要なのかなと思いました。

◆今回は「マーケティングの楽しみ方」について学び、どんな活動をしているのかを知ることができた。マーケティングが良い関係を築く活動であること、知っていると役立つことなど、相手が嬉しい気持ちになるものであることがわかった。コストコには洋服の種類も数多く、海外の品もあり、価格帯も広く、スーパーではないようだ。多くの人が欲しいと思える商品や人気の商品などは、すぐに売り切れてしまうものばかりで、優柔不断な私が行くとやばいなと思った。ビッグサイズな品もたんさんあって、「品質も良くて最高じゃん!行ってみたい!」と思える店だと感じた。改めてマーケティングについて学び、マーケティングにはいろいろな得があり、人の心を楽しく、うきうきさせて、「次も行きたい!」と感じさせてくれる、心を動かしてくれることであり、私も買い物に行ったら。どんな工夫があるのか観察し、工夫する側は相手にどのように捉えてほしいのか、そうしたことも考えながら買い物するのも楽しそうだと思ったので、やってみようと思った。

◆マーケティングの話を聴いて印象に残ったことが3つありました。1つ目は人の心を動かすための活動だということです。商品をかってもらうためにお店側がどのような取り組みをしていくのかを考えていることがわかりました。2つ目は非日常感のある場所にし、それを楽しんでもらうということです。コストコは普通のスーパーなどでは取り入れていないような取り組みをすることによる非日常感があるため、お客さんに楽しんでもらうための工夫があることです。3つ目は良い関係を築く活動をしているということです。お店側にとっても利益があり、買う側にとっても利益になる方法を考えるのがマーケティングであり、それを考えている人たちはすごいな思いました。これからお店に行ったら、何のためにそのような活動をしているのかなどを少し気にしながら見ていきたいです。

 

【C組】松本大学准教授・矢内和博「食品を冷凍すると」

冷凍すると食品は長持ちします。でも、冷凍すると美味しくなくなったり、食べられなくなったりする食品もあります。冷凍すると食品の中で何が起こるのか?その利点と欠点についてお話します。

〚生徒の感想より〛

◆地球温暖化が作物にまで影響を与えていることを知って、かなり深刻な問題で、いつ、その作物がつくれなくなるのかわからないと大変だし、少しでも地球温暖化が緩和されてほしいと思いました。毎年無駄なっている食品の皮などを利用していろいろな企業と商品開発をすることで、無駄をなくす考えはすごいと思いました。私の家でも、家族が忙しい時などは冷凍食品を利用しています。これからどんどんといろいろなことが変化していくと聞いて、それらを受け入れていかなくてはいけないなと思いました。いろいろなことにチャレンジして自分のものにしていくことが大切だということがわかりました。今日は先生のお話を聞いて、失敗を恐れずに自信を持っていきたいと思いました。今日はいろいろなお話を聞くことができて、とても自分のためになりました。ありがとうございました。まずは、自分が何をしてみたいかを考えたいと思います。

◆一つの商品を作るためには連携する必要があり、共同で生産から販売まで行うことを知ることができました。一次産業(生産者)と二次産業(製造者)と三次産業(業者)が一貫してやっていくことも大切だとわかりました。食品を冷凍することに多くのメリットがあること、例えば、食品が長持ちしたり、手軽に調理できたり、ストレスがまったくなく使うことができることが挙げられます。冷凍すると利便性が高くなります。しかし、一方で品質が悪くなったり、あまり美味しくないと思う人がいると思います。冷凍することは、メリットもあり、デメリットももちろんあるので、なんでもかんでも「冷凍すればいいや」などと考えないことが大切だと思いました。物理的に考えて、冷凍食品を販売することはとても大変なことだと思うので、研究者の皆さんはすごいなと思いました。今日はありがとうございました。

◆「食品を冷凍すると」というお話を聴いて、その話題の例として「市田柿」を使った「生市田柿クレープ」をいただきました。もちろん、市田柿のペーストの味もしっかりとしていましたが、パッケージを見て驚いたのが、「SDGsや産業振興に着目した商品」だということです。何がSDGsと関係があるのか、その話をお聴きして感心しました。柿の実を使っているのではなく、柿の「皮」でペーストを作っていることで地球環境に優しいことがよくわかりました。食べた冷凍クレープのように、冷凍することによって保存期間を長くすることができ、より多くの商品を販売することができるという経済面においても、よく考えられていることがわかりました。現在の技術では解凍した後も新鮮な状態のものを食べることができます。冷凍するということは地球のSDGsや産業、経済面にとても役立つということを今日のお話で理解できました。

◆今日の講義を聴いて思ったことが2つあります。1つ目は、利益についてです。自分たちに利益がないことは行わない、ということです。やはり、食べ物を作って販売するということは簡単ではないと思いました。1つ1つを育てるのに手間がかかるので、しっかりと稼がないと働いている意味がないからです。自分たちにとってプラスな環境は営業するうえで欠かせないことだと思いました。2つ目は、冷凍食品についてです。冷凍食品の一番のメリットは手軽で安くて長持ちするというところにあります。ですが、冷凍食品は品質の良い悪いが難しいのだと思いました。冷凍するのは簡単ですが、解凍した後に、冷凍する前の味を再現できるかと言われると、そうではありません。したがって、解凍後に品質の良い冷凍食品を作ることは難しいことなのですが、品質を高めるために適切な温度や環境を製作者が考え、買った人も適切な方法をとることが大切だと思いました。

◆今日は松本大学の先生より「食品を冷凍すると」というテーマで講義をしていただきました。公開の講義では地元の特産品をどのように発信していくか、冷凍する意味などについて学びました。地元の特産品は地球温暖化によって消滅してしまう、他の場所なら消滅しないですむが、それでは地元の特産品として胸を張ることはできなくなってしまうんだなと思いました。私が先生の話を聴いて驚いたのは、アルクマとは一度破談されていたということです。冷凍商品のメリットなど、いろいろと工夫されているんだなと思いました。冷凍商品には品質の問題がいろいろと関係しています。先生の話てくれたことはかなりスケールが大きくて魅力を感じました。自分も先生みたいになれたらいいなと思います。冷凍クレープは美味しかったです。ほんとに美味しかったです。ありがとうございました。

 

【D組】信州スポーツ医療福祉専門学校講師・関屋浩介、中田翼「柔道整復と社会貢献」

選手をサポートするための確かな知識と技術を柔道整復を通して学びましょう。

〚生徒の感想より〛

◆スポーツトレーナーにも2つの職種があることを初めて知りました。メディカルトレーナーで、主に選手の怪我の治療にあたり、怪我を治すのに得意とするトレーナーと、フィジカルトレーナーといって、主にトレーニングを教えるトレーナーです。アイシングをすることでリラクゼーション効果が感じられ、それによって疲労軽減につながる。怪我をした時の疼痛緩和が大事なので、冷やすことで感覚が鈍るということでした。他にも、腫れの軽減効果や筋温を下げる効果、体温を下げる効果など、アイシングするだけでこんなにも様々な効果があらわれることを知ってびっくりしました。特に効果的に体温を下げられるアイシングの部位は、首(両サイド)、脇の下、股関節など、大きな血管のある部位を冷やすことで体温がすぐに下がること、そして、その目安時間は15~20分の間で行うと効果が出やすいことなど、自分の身においてとても大事なことを学ぶことができて、とても良かったです。

◆今日の話を聞いて、私は初めて柔道整復師や、はり師、きゅう師という職業のことを知りました。私が特に興味を持ったのは、はり師ときゅう師です。この仕事については名前を聞いたことはありますが、話を聞いて、選手のコンディションを整えることができることを聞き、すごいなと思いました。これらの資格が国家資格だということにも驚きました。また、スポーツトレーナーという仕事にもメディカルトレーナーとフィジカルトレーナーの種類があるということにを初めて知りました。私はアイシングをしことがないのですが、自分が思っていた以上にたくさんの効果があることにも驚きました。私は毎年のように熱中症にかかっているので、その場合、今日話してくださったアイシングの方法を試してみたいと思います。今までスポーツに関わる仕事についてまったく興味がありませんでしたが、スポーツトレーナーやアイシングなどの話を聞いて、こういった仕事に興味を持つようになりました。今日はありがとうございました。

◆今日の話を聞いて、アスリートを支える立場の人はすごいなと改めて思いました。治療などで選手を支えるメディカルトレーナー、スポーツ選手の機能を高めるためにトレーニングを提供するフィジカルトレーナーなど、いろいろな立場から多くの人の連携で選手を支えているということを知り、すごいなあと思いました。アイシングに、怪我をしてしまった時に感覚を鈍らせて痛みを感じにくくしたり、腫れを最小限に抑えたり、疲労軽減や熱中症対策など、たくさんの効果があることを知りました。怪我などは身近にとても多いので、自分の症状にあった手当てができるようにしたいと思います。効果的に体温を下げることができる首、脇の下、股関節などを覚え、目安時間も15~20分、感覚がなくなるまでアイシングを行うということを覚えました。実際に活用していけるようにしたいです。

◆私は「スポーツトレーナー」と聞くと、トレーニング面を扱うトレーナーとしか考えていませんでしたが、ケガを治せるメディカルトレーナーという職種があるということを知り、スポーツ選手を陰で支えてることを仕事にしているひとはとてもかっこいいなと思いました。私が目指している職業とはかけ離れていますが、活躍している人の裏には必ず支えてくれる人がいることがわかって良かったです。これからは、より、日々支えてくれている人たちに感謝して生活していきたいと思いました。また、部活動を行っていく中で、アイシングなどをして自分の体を調えて、試合で良い結果を残そうと思います。良い結果を出すためには、体力と技術だけではなく、自分の体そのものについて学ぶことが必要だと思いました。今日の授業で学んだことを活かし、暑くなっていくこれからの季節を乗り越えて練習に励もうと思います。

◆スポーツトレーナーについての話を聞いて、スポーツトレーナーとはフィジカルトレーナーとメディカルトレーナーの2つがあることを初めて知ることができた。アイシングの効果の話を聞いて、アイシングは全身を冷やす、局所を冷やすという2つがあり、アイシングによる効果は、リラクゼーション効果=腫れの軽減、筋温を下げる効果=疲労軽減、体温を下げる効果など5つの効果のあることを知ることができたし、アイシングの目安時間なども改めて考えることができて良かったです。今回の授業を通して思ったことは、今スポーツができていることは、周りの支えがあるからこそだと改めて感じることができたし、スポーツをやっていくうえで、熱中症予防、怪我防止などと自分でも予防することができるものは自ら取り入れていきたいということです。今回の授業で自分と向き合うことができたと思います。

 

【E組】明治安田生命保険相互会社松本支社教育・育成課長・村上宏治、諏訪湖営業所長・柳守、MYリンクコーディネーター・桜井美香・藤堂由佳子、諏訪湖営業所営業支援担当・赤羽擁子

「『人生100年時代』を生きる子供たちに伝えたいお金のこと、保険のこと」

高校生のみなさんが生きる将来は、どんな未来でしょうか。「人生100年時代」がくるといわれるからこそ、自身を守る正しい「お金」と「保険」の知識や心身ともに豊かに生きていくことをテーマにした金融・保険の授業です。

〚生徒の感想より〛

◆今日の話を聞いて、人生は100年時代だと理解できた。私たちが生きるためには、まず働くことが大切になってくると知った。そしてリスクがあったらカバーすることが大事で、それを補うためには貯蓄と保険で支えることが重要だということがわかった。国が社会保障を準備してくれているが、不足している部分は「自助」というものでカバーしないといけないから、私はただ生きているだけでは何も生まれないのだと思った。そして、投資というものはかなり大切になってくることも知った。リスクはかなりあるけれど、置き換えると可能性という意味を表している。全部が損をするわけではないからリスクあるものにも何かカバーしないと生きていけないのだと感じた。私はまだ15歳でこから何が起こるのかまったく予想がつかないけれど、今回出て来た投資・貯蓄・投資というものを上手に使って生きていきたい。そして、心と体を豊かにして自分らしく生きて、これから過ごしていきたいと思う。

◆現在、私たちが普通に生活できているのは、誰かが助けてくれているからなのだなと思いました。病院での医療費、救急車の費用は税金など、世の中の人たちのおかげであり、感謝するとともに、自分も誰かを救っているのだなと思いました。今は人生100年時代なので、将来のためにお金をしっかり貯め、いざという時に使えるようにしたいです。また、長生きのリスクもあるのでしっかりと保険に入って、いざという時に助けてもらおうと思いました。私たちが生きていくうえで資料にも書いてあったとおり、保険とお金が欠かせないものだということがわかりました。だからこそ、お金と保険の価値をしっかりと理解し、投資なども何も考えずに行うのではなく、投資をする価値やリスクをしっかり考えてからやろうと思いました。これから生きていくために何が大切で何をえらんでいけば良いのか、今回の授業ではそのようなことをしっかり考えることができました。

◆私たちが生きていくうえで4つもリスクがあると聞き、驚きました。万一のリスク、障がい、介護状態や病気、ケガのリスク、長生きのリスク。病気やケガをした時にメンタルがやられて感情面での不安、動けなくなったときの行動面の不安、入院した場合の経済面での不安など、今まであまり深く考えてこなかったことを教えていただきました。そんな時に貯蓄や保険が役立つことや、貯蓄と保険の違いも教えていただきました。長生きのリスクでは、退職前は収入と生活費やその他の支出との釣り合いがとれていても、退職後は収入が減る、または、なくなってしまうので、社会保障だけではまかないきれないという大変なリスクがあると聞き、本当に貯蓄や保険がとても大切なことを教えていただきました。投資は難しそうだし、ハイリスクハイリターンだと聞いたので、大人になってやりたいと思ったら、しっかり勉強してからやろうと思いました。

◆今日のお話を聞いて、私はお金を貯蓄することだけではなく、保険に入って万が一に備えることも大切なんだなと思いました。生きるうえで様々なリスクに向き合っていかないといけないんだなと思いました。最近は人生100年時代だということは知っていましたが、本当にそうなのかと思っていました。でも、いざデータを見てみると本当に人生100年時代になっているんだなと実感することができました。今日、私がお話の中で一番驚いたことは、救急車を呼ぶのにお金がかからないのは日本だけだということです。他の国では救急車を呼ぶのにお金がかかることを聞いて、つくづく日本に生れて良かったな思いました。私は自分のこれから、将来についてこれほど考えたことがなかったので、この年で自分の将来について考えることができて本当に良かったと思います。今日聞いたことを自分のこれからに生かしていきたいです!今日は貴重なお時間、ありがとうございました。

◆今日はこれから生活していくうえで身近になる「保険」のことと、「お金」のことについて話を聞きました。「社会保障」だけで不足している分は「貯蓄」と「保険」で補うことが必要であるということがわかりました。改めてお金を貯めることは時間もかかり、大変なことだと知りました。将来のお金を準備するには自分で働いたり、お金に働いてもらうということでした。お金を「貯金」するだけでなく、「投資」することで、資産を増やす方法があり、これを踏まえて、普段国に納めている税金は知らない誰かのために使われているので、国にお金を納めることも大事なことだと考えることができました。今日の話を聞いて私たちが生きていくうえで「保険」と「お金」が深く関係しているとわかりました。「人生100年時代」と言われ、一人ひとりが長い人生を歩む時代が来るからこそ、「保険」と「貯金」と「投資」を上手に使って、賢くお金を管理し、心も体も自分らしく生きていきたいです。

 

【F組】長野県労働金庫茅野支店主任・西村洋祐、清水里咲「高校生のためのお金の授業」

お金と上手につきあいましょう。これまでかかったお金、これからかかるお金。お金に関する知識を身につけ、今後の人生に役立てましょう。詐欺被害をはじめ、悲惨な事例も紹介します。

〚生徒の感想より〛

◆今日、お金に関する話を聞いて、高校生になってから自分でお金を扱ったり、管理する機会が増え、けっこう無意識に使い過ぎてしまうことがたくさんあったので、これからは今日の話を踏まえて将来のことも考えながら、計画的にお金を使っていくことが大切だと思いました。また、これから18歳で成年になり、社会に出ていくうえでお金を借りるという手段もあり、それは必要な時にすぐに大金が手に入るから便利だが、これもついついたくさん借りてしまって返済が追い付かなくなるということが発生するので、計画性を持ってお金を扱ったり、お金は自分の学費や日常生活に使われているから、その面では几帳面にお金の管理、身近な人との貸し借りなど、トラブルが起きそうなことは、未然に対策を立てておくべきなんだなと改めて再確認できました。これからは、成人になってすべて自己責任になるので、責任と自覚を持ってお金の面でも行動していきたいです。

◆今日の「お金の授業」を通して、全体的に難しい話だと感じました。まだアルバイト等の経験がない自分自身からすると、お金の額が大き過ぎて頭が混乱してしまいそうでした。でも、あと2、3年くらいで成人年齢になるということもあり、最後まで集中し、将来どのくらいのお金が1か月、1年で必要となるのかを考えながら話を聞くことができました。高校を卒業したら一人暮らしをする人が多くなると思います。今からでも暮らしに必要なお金が1か月でどれくらいになるのか、自分が趣味に使ったり、必要時に残しておきたい額はどれくらいになるのか、そして最後に、月給、年収がどのくらいなら足りそうか、余裕をもって暮らしていけるのか等を考えていきたいと思いました。今は親の収入から得たお小遣いで自分はやりくりできているけれど、親が働いて稼いだお金なんだという意識を持ち、常にお金の大切さを感じて無駄遣いがないようにしたいと思いました。

◆「ろうきん」は聞いたことがありましたが詳しくは知らなかったので、お話しをうかがうことができてよかったです。自分自身が大学生となり、お金の管理も自分がやらなければならない時が来た時の想像をあまりしたことがなかったのですが、今日、お話をうかがい、ローンの種類やクレジットカードについても知ることができ、お金の管理は自分で思っている以上に大変なのだなと感じました。実際、詐欺についてもたくさんの種類があり、身近な人もスマホに変なメールが来ているという話も聞いていたので怖いなとも思いましたし、身近にある危険なのだと実感しました。だからこそ、詐欺だと思ったら無視をする、また、ろうきんに相談するなどして、慎重にお金を使用していきたいです。お金の貸し借りについても気をつけたいと思いました。今からでもお金を管理して、将来に生かすことができるようにしていきたいです。ありがとうございました。

◆今日は一時間と言う短い時間だったが、お金の使い方や借りときに仕組み、これからかかるお金、かかってきたお金など、とにかくお金に関する知識を得ることができてよかったし、もっとお金について知りたいと思った。これから18歳になって成人し、お金に触れる機会は今より何倍も多くなるだろうし、お金について考えることもたくさんあると思う。そういった中で今日は短い時間だったけど、今の自分に対してもこの先の自分に対しても、とても意味のある時間になった。これから先、銀行で働きたいとか、金融業に尽きたいというわけではないが、この先、今日学んだ専門的な知識をフルに活用していきたいと思った。最後に1時間という短い時間の中だったけど、お金に関して最大限の話をしていただき、ありがとうございます。今日学んだ知識をこの先使っていきたいし、一生頭に残しておきたいです。本当にありがとうございました。

◆今日の金融に関してのお話を聞いて、将来かかるお金についてや、今まで使われてきた学費などの金額について知ることができてよかったです。今まで私たちが使ってきたお金や学費などの金額を知った時、「こんなにたくさん使ってきたのか」と驚きました。また、将来使っていくだろうお金の額にも驚いたし、今知ったことで今後の自分のお金の使い方が変わってくると思うので、今日のお話を聞けて本当によかったです。お金の数え方を体験して、持ちかたや指でめくる時、とても難しいなと感じたので、これを普通にこなしている清水さんたちの凄さを感じました。貴重な体験ができたので本当によかったと思います。他にもお金のことだけでなく、お金に関する詐欺やクレジットカード、銀行についてもたくさん知ることができたのでよかったです。これからの自分のお金の使い方を見直していきたいなと思いました。

 

【G組】松本大学助手・石澤美代子「高校運動部の競技パフォーマンスを上げるための食・生活」

高校生のお昼ごはんって、どうなっていますか?高校生のうちにきちんと食の管理術を習得しておきたいものです。特に運動部に所属している生徒さんは必要量が多いことから、より正しい知識と管理術が必要です。その種目や競技に合った食事の摂り方を、資料やワークシートを使って分かりやすくお伝えします。

〚生徒の感想より〛

◆栄養をしっかり取ることで、体格増強やケガ予防、食の自立、健やかな成長、金銭管理がしっかりできるようになるということがわかりました。栄養を取る意識を少し変えるだけで自分の調子が全然違うんだなと思いました。十代は成長期なので好き嫌いがあると栄養に少し偏りが出てしまいます。あと、競技中でも練習はこの練習がいやだとか、人間関係でも、この人がいやだとかが出てきてしまうので、どの食べ物も頑張って食べていきたいです。体重の変動を細かく見て、毎日同じことをほぼ同じ時間に行い、それでも体重変動していたら、トレーニングを見直していきたいです。食で大切なことは、質と量とタイミングだということを初めて知りました。部活の後、勉強後にはなるべく炭水化物で、でも消化しやすいものを食べていきたいです。食事で栄養をつけるためには、睡眠も同じくらい重要で、毎日十分な睡眠をとって、しっかり栄養をつけていきたいです。

◆今日の栄養管理の話を聞いて、自分の好きなものだけを食べてはいけないなと改めて感じました。好きなものだけをずっと食べていたら栄養が偏ってしまうので、よい体が作れないのだと改めて思いました。また、栄養をしっかり摂らないと体も作られないし、怪我をしやすくなるので食事は本当に大切だと思いました。食事は自分のこれからの人生に関わる大切なことなので、もっと食事を大切に摂りたいと思いました。食事外にも早寝・早起きや日々の生活の中の行動もしっかりやっていきたいと思いました。また、今の自分の体がどういう状況なのかをしっかりと理解して、悪いところがあったらしっかりと直して。よりよいパフォーマンスができるように頑張りたいです。大人よりも自分たちの消費エネルギーは多いので、多めに食事を摂って、いい体作りができるようにしたいです。一日の睡眠時間を少しでも増やして、いい体づくりを目指したいです。

◆今日の話を聞いて、食はスポーツをするために必要なものなんだと改めて思った。スポーツをするためには、その競技に合った体作りや、その日の調子に合わせることが大切だと思った。体格を増強すればスタミナが切りにくくなってクロスプレーで負けないということなので、私にとって大切なことだと思った。身長を伸ばすためには、寝ることが必要だと思った。食と生活をレーダーチャートにしてみると、自分の望ましい体を作るためには、まだ足りていない部分があると思った。スポーツ選手が食トレをする理由として、中・高生は身長・体重共に大きな成長が見られ、成人の身体へと変化していく発育の盛んな時期なので、この時から食トレ、睡トレ、筋トレが大切だと思った。これから自分のパフォーマンスを上げ、技術も上げていくために、これらのことを大切にしていきたい。

◆部活動で勝つために、その競技にあった体を作る、その日に調子を合わせることが大事、それらに食生活が関わっていることを知った。体格増強のメリットは、スタミナが切れにくい、筋肉量が増える⇒グリコーゲンが増える⇒スタミナがもつ、クロスプレーで負けないことを知った。成長するのに五大栄養素をとることが大事だ。骨の成長、カルシウムの吸収を助けるビタミンD(卵、魚)とビタミンK(納豆、緑の野菜)を採ることが大事だということもわかった。「食トレ」は聞いたことがなかったのでよかった。体づくりとして「食トレ」「睡眠」が大事で、部活は特別運動するものに所属はしていないが、健康的な生活を送るためにチャレンジしようと思った。睡眠もすごく大事だということをこの時間を通して改めてわかった。食事にしろ睡眠にしろ、自分でちゃんと管理することが大事なんだとわかった。「生活の中に食がある」を忘れないようにしたい。

◆自分は陸上競技で短距離をやっています。陸上競技は強化部で、かなりきつめの練習をするので、自然に疲れて眠くなってしまいます。でも、家に帰ってから勉強に時間を使い過ぎてしまい、適度な睡眠をとることができていません。そのせいで、次の日のパフォーマンスにかなりの影響を及ぼしてしまい、その繰り返しで毎日頭がぼうっとしています。今回の話によると、それは自分が思っている以上に体に悪いことであり、バランスを取らなければ、いろいろなことが狂ってしまうということがよくわかりました。プロテインもよく飲んでいますが、プロテインのタンパク質だけが必要というわけではなく、様々な栄養素がバランスよく取れていることが重要だとわかりました。自分の生活リズムをもう一度よく見直してみて、今の自分に必要なものを十分に取れるように努力したいと改めて思うことができました。

 

【J組】防衛省自衛隊長野地方協力本部茅野地域事務所長・川井雅行、長野地方協力本部募集幹部・濱嶋智也、航空自衛隊浜松基地所属・原田達也「防衛省の業務、国際情勢と防衛政策」

世界情勢、日本と周辺諸国との関係と安全保障、防衛省の役割と防衛政策、自衛隊の組織などについて解説します。

〚生徒の感想より〛

◆私は今回お話をお聞きして、自衛隊の有難味や自衛隊の仕組みがよくわかりました。私は自衛隊に入る人は運動が得意でつらい訓練に耐えることができる人だと思っていたので、実は様々な職種があり、女性が1万7,000人もおり、6人に1人が女性ということなどを知って驚きました。私たちの生活は陸・14万人、海・4万人、空・4万人もの人々によって守らていることも知りました。私は自衛隊の方々は日本国内だけで活動していたと思っていたのですが、申請を出すと様々な国や地域に行き、人々を助けることができると知り、自衛隊に対する興味がわきました。

◆とてもきつい訓練が多く、毎日筋トレして休みもなく、せいかつに制限があるきつい仕事だというのが自衛隊についてのイメージだったが、それは一部であることがわかった。カウンセラーや歯科衛生士も自衛隊の中の仕事としてあることに驚いた。免許取得や診察など無料でできるから、給料は自分のことに多く使えるのはいいなと思った。自衛隊の仕事は人のためになるし、人を守る仕事で責任が重いが人に感謝されるよい仕事だし、多くの資格が取れるので選択肢がたくさんあり、自分の人生に影響のある仕事だ。日本を守ってくれて毎日安全に過ごせるからありがたいと思っているし、感謝している。

◆自衛隊には主に3つの役割があることを知りました。国の防衛、災害派遣、国際平和協力活動です。その中でも一番身近に感じたことは国の防衛です。いつも国民の安全を第一に考えてくれているところに感謝しかないです。陸上・海上・航空の3つの域で日本を守っていますが、最近は6人に1人の割合で女性隊員がおり、多様性も尊重されていると思いました。自衛隊に入ると職種の数、勤務地の多さ、多くの資格が取れる、世界で活躍できるなど、自分の視野がものすごく広がることに魅力に感じました。加えて寮生活に関しては、仕事だけでなく、意外に一人時間や仲間と過ごす事の出来る時間が確保されていて、しっかりと隊員のことを配慮できているんだなと思いました。

◆自衛隊は東日本大震災や土砂災害などの大きな災害時に人々を救助したり、食事を配る場面をテレビで目にしましたが、国を越えた国際平和協力活動を行っているとは知りませんでした。陸上の安全・安心を守る、海上交通の安全を確保、侵入しようとする航空機を未然に防ぐ、弾道ミサイルの脅威に対応するなど、日本を強固に守ってくれるので、国民は安全に生活できていると思います。私たちが知らない間に自衛隊が国を守るために行動してくれていると思うと感謝してもしきれません。自衛隊の訓練はハードで、精神的にも身体的にも疲れる仕事というイメージでしたが、自分のしたい職業を選択することができ、生活も安定しているという一面を知り、驚きました。自分もどの進路に進みたいか悩んでいたので、自衛隊の仕事のやりがいを聞いて、人々を守る仕事も素敵だなと思いました。自分にとってすごく意義のある話でした。貴重な話をしていただき、ありがとうございました。

◆自衛隊は国のためだからとても厳しい職業であると思っていましたが、それはほんの一部と聞き、安心しました。また、ワークバランスもしっかりしていたり、様々な自由があり、とても良い環境であると思った。そういったイメージがあったので女性は少ないほうだろうなと思っていました。今でも6人に1人というのは割合としては少ないですが、女性でもできるのだということを知り、自衛隊に興味を持ちました。体力測定などもなく入ることができると聞いたので、本当に大丈夫なのかと思っていましたが、適性検査があるため、自分では気づけない能力も活かすことができるのではないかと思いました。私は将来やりたい仕事が見つかっていないので、一度適性検査をやってみたいなと思いました。朝昼晩の食事が無料であるだけでなく、施設などを自由に使用できるところに魅力を感じました。大学に行くこともでき、また受験料や入学金なども無料なので親孝行もでき、とても素敵なところであると思いました。