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【大学連携教育】「音」に関する特別講義を受講

16日、1年生の理数科グローバル&サイエンスコースの生徒が、物理の学習のまとめして、公立諏訪東京理科大学・田邉造教授による特別講義「音の授業」を受講しました。 

日常生活においては音を「時間的」にとらえていますが、「周波数」としてみると新しい発見があるという観点で、授業で学習したモスキート音をはじめ、ヘッドフォンなどに搭載されているノイズキャンセリング機能、良いスピーカーとは何かについてなど、音の仕組みと生活への応用について学びました。 

同行した、田邉研究室に所属する本校卒業生から、「今後は大学院で音の研究を続け、赤ちゃんの腸の音を分析することによって、何を訴えているのかを解明したい」と、現在取り組んでいる研究の紹介があり、研究課題の設定や研究計画の立て方など有益なアドバイスが加えられました。 

「音といえば音楽でしか関係しないものというイメージでしたが、今日の講義を聞いて、医療をはじめ、身の回りの生活に大きく関わっていることが分かりました。意識的に音を対象としてとらえることが、暮らしやすさをつくっていくことに貢献できるのだと思いました。大学で音について学ぼうかと思いました」と、生徒も興味をもった様子。 

田邉教授は「従来の論文では、学習においては<思考→行動→経験>が重要であると考えられていましたが、近年は<経験(体験)→興味関心→思考→行動>が大切であることがわかっています。生徒の皆さんには、まずは様々な体験をして経験値を上げ、課題への多様なアプローチを期待しています」と講義を締めくくりました。 

動画 https://youtu.be/gLpb6DvhESA