ニュース詳細

【理数科】1年生グローバル&サイエンスコース対象 公立諏訪東京理科大学による連携授業

2022年9月1日(木)に、公立諏訪東京理科大学の飯田洋市教授を招き、グローバル&サイエンスコース(理数科)の生徒対象に特別授業を行なっていただきました。

テーマは「直観の科学」ということで、前半は定性的(楽しい、つまらない、好き嫌いなど)を数値化して、自分の思考のパターンや癖について考えてみました。楽しいという感情も他と比較して数値化したり、割合を考えてみたりと、どのような観点で数値化して比較するかによって見えてくるものが違うということ学びました。

後半はテストの点数をもとに「平均点とは何か」「なぜ偏差値があるのか」ということを考えてみました。難しい内容もありましたが、授業後には再度自分のテスト結果を見直し、考えている生徒の姿も見られました。

「これからの社会ではあらゆるものが数値化される。その数値が何なのか、どのようなことを示しているのか、本当に自分が求めている数値なのかを理解して判断できるようにならなければならない。最終的に物事を決断するのは自分自身なので、数値を理解して後悔しない決断をしてほしい」と飯田洋市教授。  「直観を科学するというのは非常に興味深い講座でした。普段、なんとなく直観を使って決めていることも、実はニュースやインターネット、周りの人のコピーとういことがあります。しかし、人はそれを自分で決めたと思ってしまう。後悔しない決断をするためにも自分の中の定性的な物を数字的に捉えることが大切です。そういう意味では、今回の講義は数学の授業というだけでなく、自分の人生をどのように生きるかというテーマでもあったと思います。」と担任の山田秀教諭。

今後もグローバルサイエンスコースでは、大学との連携授業や校外学習を行なってまいります。