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サイエンス国際交流を実施しました

2019年3月20日から22日の3日間、タイ王立スアンクラ―ブランシット校(SKR)と本校で、科学研究に関する国際交流会を実施しました。今や、日本国内の学会でも英語で発表が行われるように、研究内容を海外の研究者に簡潔に伝えることは自然科学の分野では重要です。そのため、本校理数科で積極的に取り組んでいる課題研究をもとに、SKR校と英語で自然科学の研究発表を行い、併せて、互いに共同してあるテーマのもとで実験を進める実習を行って交流を深めることを目的として計画しました。

来校したSKR校2年生10人は、先進的な理数科を学ぶサイエンスコースに在籍しており、1年時からタイ王立タマサート大学で週5日間科学研究を続けているため、大学で実施するような高度な研究内容でした。しかも、英語での研究発表も数回経験したとのこと、流暢な英語で発表する姿には驚きました。

本校理数科2年の課題研究と科学部も英語のスライドとポスターで研究内容を伝え、SKR生の質問にも英語で答えるなど頑張りました。

続く共同科学実験では、SKR生徒と東海生徒の混合班を作り、滞空時間の長さを競う“Paper Plane” と起電力の高さを競う“Battery”の2つの実験に取り組みました。スマホで資料を調べながら共同して実験することができました。

翌22日は、信州大学理学部を訪問し、生物コース東城幸治教授による講義を受け、生物実習に取り組みました。ここでも、英語による講義と実習で、大学での研究の雰囲気を実感することができました。この交流を通して、参加した生徒たちは英語を学ぶことに対して強く刺激を受け、科学研究を通じて世界への視野を広げることができました。